2010年9月6日16時15分
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮の朝鮮赤十字会は6日、韓国赤十字社に対し、日本海側の北朝鮮の排他的経済水域(EEZ)で操業していたとして、8月8日に朝鮮人民軍が拿捕(だほ)した韓国のイカ釣り漁船と乗組員を7日に送還する、と伝えてきた。
北朝鮮の朝鮮中央通信はこれに関連し、乗組員らが侵犯を認め、再発防止を誓ったことや、韓国赤十字社の要請を考慮し、「同胞愛的、人道主義的見地で返すことを決めた」と伝えた。
韓国赤十字社は8月31日、北朝鮮北部の水害に関連し、100億ウォン(約7億2千万円)相当の救援物資を支援する意向を北朝鮮側に伝えていた。
拿捕されたイカ釣り漁船には韓国人4人と中国人3人の計7人が乗り組んでいた。