丸の内に“高野山カフェ”
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丸の内に“高野山カフェ”

8月31日 22時6分 twitterでつぶやく

世界遺産に登録されて毎年多くの観光客が訪れる和歌山県の高野山の雰囲気をオフィス街の東京・丸の内で体験できる「高野山カフェ」という催しが、来月1日から始まります。

この催しは、高野山の雰囲気を都心の会社員などにも味わってもらおうと、高野山真言宗総本山の金剛峯寺と南海電鉄が始めるもので、31日は内覧会が開かれました。東京駅に近い新丸の内ビルの7階に設けられたカフェの室内には、曼荼羅(まんだら)や菩薩(ぼさつ)の絵の複製が飾られ、密教の道場が再現されています。訪れた人は、ここで高野山の僧りょから指導を受けながら、無料で写経を体験することができます。また、同じ階にあるレストランなどでは、高野山の特産として有名なごま豆腐を用いた「ゴマ豆腐とプルーンのショートケーキ」といったカフェのような特別メニューが用意され、およそ1200年の伝統がある高野山の精進料理をアレンジした料理が味わえます。年間120万人以上が観光に訪れる高野山では、最近、大学生や若い女性の観光客も増えているということで、金剛峯寺総長公室の薮邦彦課長は「都会の人たちにも、この機会に、日常から離れた癒やしの空間を体験してもらいたい」と話していました。この催しは来月1日から12日まで東京・丸の内の「新丸の内ビル」で行われます。