下地・伊江島に言及 普天間移設

小沢氏、与党幹部に指摘

2009年12月31日 09時29分この記事をつぶやくこのエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 【東京】民主党の小沢一郎幹事長が29日にあった与党3党幹部らとの会食の席で、米軍普天間飛行場の移設先候補として、下地島と伊江島に言及していたことが30日、与党関係者の話で分かった。

 来月上旬の来県で調整している平野博文官房長官が両島視察を検討しているとの見方があり、同党の移設案として議論の俎上(そじょう)に載る可能性もある。

 会食で与党幹部の一人が「社民党は県内移設では全部駄目なのか」と重野安正幹事長に尋ねた際、小沢氏は「使っていない空港がある下地島と伊江島があるじゃないか」と指摘したという。両島は、現行案の決定過程で検討されて見送られた経緯がある。

 鳩山由紀夫首相は30日、小沢氏の一連の発言に関して、記者団に「私がいろいろ話すべき時ではない」とだけ述べた。

 北沢俊美防衛相は「(両島が)ストレートに普天間の代替になるかというと、地理的な問題などがある」と指摘した。

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