沖縄プロレスを引き連れ“凱旋帰阪”を果たしたスペル・デルフィン
「沖縄」(4日、世界館)
沖縄プロレスが大阪に初上陸し、ご当地出身のスペル・デルフィンが、自身の育て上げた団体を引き連れて“凱旋帰阪”。ひときわ大きな声援を浴びていたが、本土進出の3日間4大会に、かつて社長を務めた大阪プロレスからの出場選手は1人もなし。デルフィンは「沖縄は沖縄でやってますから」と、あくまで別団体であることを強調し、双方の間にある壁を感じさせた。
地域密着の“楽しい観光プロレス”のイメージが強い沖縄プロレスだが、初の本土進出はタイトルマッチ開催など攻めの姿勢を貫いた。「沖縄の試合を休んで来たわけですから。中途半端なものは見せられない」とデルフィン。今回は例外で、本土への本格進出はないというが「みんな張り切って、いいものを見せられたと思います」と、設立2年目を迎えた団体の成功に、大きな自信を得たようだった。
(2010年9月4日)