日本軍「慰安婦」祈念碑建立2周年の集いで、互いの話に耳を傾ける参加者ら=4日午後、宮古島市上野の野原公民館
【宮古島】2008年9月に宮古島市上野野原に建てられた「日本軍『慰安婦』祈念碑」建立2周年を語り合う集いが4日、同市上野の野原公民館で開催された。戦時中に朝鮮半島から強制的に連れてこられた「慰安婦」がいた慰安所を目撃した地元住民や、日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークの7人など県外からの参加者らが話し合った。
日本軍「慰安婦」問題を考える宮古の会事務局の上里清美さんは「ことしは100人余りが碑を訪れたと聞いた。碑があることは、自分が考えている以上に深い意味がある」と話した。
3日に沖縄本島で、4日には宮古島で旧慰安所所在地のフィールドワークをした関西ネットワークの方清子共同代表は「本島で、病人があふれ、食料も底をついたような地下壕に慰安婦を連れて来ていた所があった。軍隊は住民を守らないというが、守らないどころか人間として許されないことを沖縄でやっていた」と話した。最後は参加者らが「アリランの歌」を歌った。
祈念碑は、地域住民や研究者らからなる「宮古島に日本軍『慰安婦』の祈念碑を建てる会」が、寄付金を募り建立。研究によると、戦時中に宮古島には16の慰安所が存在したことが分かっている。
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