(画像クリックで拡大)

 マツダは2010年09月03日、新しいデザインテーマとなる“魂動(こどう)−Soul of Motion”と、これを体現したデザインコンセプトカー「マツダ 靭(SHINARI)」を発表した。

 「マツダ 靭(SHINARI)」は、新しいデザインテーマ“魂動(こどう)−Soul of Motion”を、伸びやかなフォルムで純粋に表現した4ドア4シータースポーツクーペのコンセプトカー。純粋なデザインコンセプトカーで、マツダの将来の商品に反映できるデザイン要素を織り込んだ、“魂動(こどう)−Soul of Motion”のデザインの試みの第1弾だ。

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

 マツダの前田育男デザイン本部長は「『しなり』とは、鋼や竹のように強い張りを持ったものをねじったり曲げたりした時に、それらが強い反発力をためながらしなやかにたわむ様子や、人や生き物が速い『動き』を生み出すために体をしなやかに変化させる姿をイメージして名づけた」という。

 全身に力を張り巡らせ、今にも飛び出そうとするかのようなフォルムは、ボディーの軸となる強靭な骨格、ためた力を一気に解き放つ瞬発力、そして美しくしなやかな「動き」のつながりを表現した。マツダ「RX-8」から採用した、大きく張り出した「プロミネントフェンダー」が、ボディーサイドの「動き」をエレガントかつスポーティに際立たせる。

 また、これまでよりさらに立体的に造形したフロントグリルを起点にして、力強い「動き」がボンネット、フェンダー、ヘッドランプ、バンパーへとつながり、特にグリルからヘッドランプにつながるアルミ素材のフローティングバーはより立体的なスピード感を増幅している。

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)