「さようなら、若乃花」…告別式で花田勝氏「感謝」

花田勝治さんの告別式で、棺を運ぶ花田勝氏（中）ら Photo By スポニチ

　１日に８２歳で死去した元横綱・初代若乃花で日本相撲協会元理事長の花田勝治さんの告別式が５日、東京都中野区の宝仙寺で営まれた。

　角界関係者ら約６００人が参列し、最後はおいで元横綱・三代目若乃花の花田勝氏らの手によって出棺。一般参列者から「さようなら、若乃花」などと声が掛けられた。勝氏は「ゆっくり休んでほしい。感謝の気持ちでいっぱいです」と故人をしのんだ。前妻との間には息子が１人いるが、“四代目若乃花”を目指すのかについては「それぞれの人生がある。分からないです」と話すにとどめた。

　一方、おいの貴乃花親方（元横綱、スポニチ本紙評論家）は「鋼の強さを持った方の最期を見届けるのは寂しい。１９人も関取を育てられたが、並大抵のことではない。指導者として弟子にも伝統を伝えたい」と遺志を継ぐことを誓った。

[ 2010年09月06日 ]