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「冬虫夏草」金属粉塗り重量増、中国で悪徳商法

2010年9月5日(日)19時28分配信 読売新聞

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 【北京=佐伯聡士】日本でも人気がある漢方薬の材料「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」をより高く売るため、金属粉を塗りつけたり液を注入したりして重さを増やす悪徳商法が中国で横行していることがわかった。

 5日付中国紙「北京青年報」が伝えた。

 冬虫夏草は投機対象にもなっており、現在1グラム当たり約600元(約7400円)で、30年前の1000倍以上の高価格。主要産地である青海省の冬虫夏草協会会長によると、市場には、ニセモノが出回っているだけでなく、本物でも、業者が金属粉を塗りつけるなどの行為が見られる。同紙記者が北京市内の販売店を取材したところ、商品の大半に粘土状の物質が付着していたという。金属が混入された冬虫夏草を服用すれば健康被害をもたらす可能性があるが、業者は「販売店は皆、出来るだけ重くしようとしている」と話す。







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