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教育・学校について考えてきたこと(つぶやき総集編)

保坂展人

提供:保坂展人のどこどこ日記

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 このところ、教育について、10代の少年の頃から考えてきた素朴な疑問や、教育ジャーナリスト時代に語ったり、書いたことをツイッターでつぶやくことが多くなった。『どこどこ日記』の方の更新が滞ってしまったが、このテーマを書いていて感じるところが多かった。ひとつひとつのツイートに対しての反響がリアルであり、男女・年齢を超えて、世間に投げた小石はひとりひとりの感想を生んで連鎖していった。

 私は、1980年代前半から1990年代半ばまで教育ジャーナリストとして子どもたちの読む雑誌やTVなどで学校現場をレポートする機会が多かった。そして、15年前に「政治の世界」に足を踏み入れて、教育問題に力を入れたいと思ったものの結果としては「何でも屋」的に、あらゆるジャンルで議論することが多くなった。政治家として取り組んだのは「チャイルドラインの紹介と設立援助」「児童虐待防止法制定と改正」と安倍内閣当時の「教育論争」ぐらいだった。

 政治の仕事というのは、一言で言えば「拡散」の連続である。政治家として存在をアピールし、有権者の多いところに出かけて一声をかけ、また国会の場でも「旬」のネタを手早く料理して議論の俎上にあげる無限運動の只中に私はいた。他方で、今始めている仕事は「凝縮」の過程である。言葉は生身の人間の脳裏に宿っている。そして人間は、この言葉の群れの意識下にある無意識集合体によって自分の生き方、戦い方の選択を行なっている。

 表層にある言葉からたどって無意識集合体に錨を下ろして、言葉を摘み取り形にするのは時間がかかる。「凝縮」の結果、何が起こるかと言えば、多くの人の心中にある無意識集合体と交信することが可能となるような気がする。

 人は皆、顔も身体も違うように、生育歴や体験も違う。表層に浮遊する言葉でコミュニケーション出来たとしても、それは「ある話題をめぐって」だろう。無意識集合体をくぐった言葉を発することで、人さまざまな体験に裏打ちされた言葉が反射して、いわば集団的な無意識集合体をかいま見ることが出来る。

 教育問題を中心としたこのところのツイッターでのツイートを掲載しておく。

〔ツイッターからの引用開始〕

昨日は9月1日。新学期の日に生命を絶つ子どもの事件に胸が痛い。「学校が始まる日」に死にたいほど辛いなら、「学校」と「生命」を引き換えにしなくていいんだよと、これまで何度も言ってきた。チャイルドラインhttp://www.childline.or.jp/も活用してほしい。
8:55 AM Sep 2nd webから 125人がリツイート

「子どもは未来の宝」と言いながら、子どもへのまなざしが険しい社会になっていると感じる。「いじめ自殺」などの子どもの悲劇をきちんと掘り下げて考えようという気風は、15年前の日本に相当あったが、当事者以外は「それ、必要だけど…」と思い浮かべて3秒後に忘れるような社会になっていないか。
9:10 AM Sep 2nd webから 76人がリツイート

教育を通して「自分はナカナカのもの」と感じる自己肯定を浸食して、「このままじゃいけない」と自己否定する習慣を身につけていく。「無限疾走感」は砕かれ、「私は何の取り柄もないつまらない人間だ」という老成・達観した製品に仕上げられていく。今、教育の転換の最大のテーマは自己肯定の回復だ。
9:17 AM Sep 2nd webから 82人がリツイート

90年代半ば、「早期教育」取材の時。プリント教材を前に「イヤだ」と拒否する長男に暴力をふるう30歳前後の母親の話を聞いた。「自分は、もの心つく頃からピアノに勉強にと『イヤだ』ということが出来ずに育てられてきた」。長男が「イヤ」と言う時にカーッとなり叩くとすっきりするんです。
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保坂展人

社民党所属/前衆議院議員
社民党副幹事長。

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