臨時国会:予算委開催応じる…民主、ねじれで方針転換

2010年7月20日 19時59分 更新:7月20日 22時52分

政府・民主党首脳会議に臨み仙谷由人官房長官(左)と言葉を交わす菅直人首相=首相官邸で2010年7月20日、藤井太郎撮影
政府・民主党首脳会議に臨み仙谷由人官房長官(左)と言葉を交わす菅直人首相=首相官邸で2010年7月20日、藤井太郎撮影

 政府・民主党は20日、首相官邸で首脳会議を開き、正副議長の選出などを行う臨時国会を30日に召集し、衆参両院での予算委員会開催に応じることで野党側と調整する方針を決めた。菅直人首相が予算委開催について「国民に向かって首相としての思いを述べることを含め、前向きに検討してほしい」と指示した。

 民主党は予算委を衆参各1日としたい考えだが、自民党の川崎二郎国対委員長は20日、各3日を求める意向を記者団に表明した。自民党は谷垣禎一総裁が質問に立つ方針。

 民主党は当初、予算委を開かない方針だったが、「ねじれ国会」で冒頭から強硬姿勢をとるのは得策でないと判断した。自民党など野党は「参院選で民意を聞く」と述べていた首相の政治姿勢や、米軍普天間飛行場移設問題、来年度予算編成方針などを追及する構えだ。【木下訓明、倉田陶子】

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