2010年7月17日 20時39分 更新:7月17日 20時51分
鳩山由紀夫前首相(北海道9区)が17日、選挙区の北海道苫小牧市であった後援会の会合で、次期衆院選について「来年の統一地方選のころを目安に結論を見つけたい」と述べ、来春に進退を判断する考えを示した。首相の辞任を表明した際、不出馬の意向を明らかにしていたが、地元後援会の慰留を受けて、態度決定を先送りした。
鳩山氏はこの日、首相辞任や次期衆院選の不出馬発言の経緯を地元後援会に初めて説明した。後援会メンバーからは「北方領土や沖縄・普天間基地の移設など多くの課題に議員として取り組むべきだ」などの要望が相次ぎ、鳩山氏は「国益に資する身の振り方を考えたい」と語った。【岸川弘明、斎藤誠】