成田スカイアクセス:開業…空港-都心、最短36分

2010年7月17日 11時9分 更新:7月17日 11時19分

京成日暮里駅で行われた新型スカイライナーの出発式=東京都荒川区で2010年7月17日午前6時34分、梅田麻衣子撮影
京成日暮里駅で行われた新型スカイライナーの出発式=東京都荒川区で2010年7月17日午前6時34分、梅田麻衣子撮影

 成田空港と都心をつなぐ京成電鉄の新高速鉄道「成田スカイアクセス」が17日、開業し、京成日暮里駅で出発式が開かれた。導入した新型車両「新型スカイライナー」は在来線最速の時速160キロで運行。空港第2ビル駅と都心(日暮里駅)の所要時間は最短36分で、現在より15分短縮される。

 成田スカイアクセスは、既存の北総線に新線を接続して完成した。新型スカイライナーの料金は、2400円(運賃、特急料金各1200円)。従来の京成本線もスカイライナーの代わりに「シティライナー」を走らせ営業を続ける。日暮里-空港第2ビル間は最短61分、料金は1920円(運賃1000円、特急料金920円)。上野-成田空港間で運賃や所要時間が異なる2ルートが併存するため、京成電鉄は間違わないよう注意を促している。

 また、成田スカイアクセスから都営浅草線、京急線を経由し、羽田空港まで走る「アクセス特急」(都営、京急間は「エアポート快特」)を新設。成田空港-羽田空港間は最短103分と、現在より20分短縮される。運賃は1740円。

 ライバルのJR東日本は09年10月、新型成田エクスプレス(NEX)を投入した。所要時間は東京駅-空港第2ビル間で最速50分、料金は東京駅発で2940円(乗車券1280円、特急券1660円)。東京や横浜、大宮など主要駅から発着する利便性で対抗する。【平井桂月】

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