2010年7月15日 19時3分
公明党の山口那津男代表は15日の党中央幹事会で、「党として主体的に政策を発信する。民主党からのアプローチには応じないし、こちらからもしない」と述べ、民主党との政策協議は行わない考えを示した。これに先立つ党常任役員会で、民主党の閣僚らが公明党議員に個別に政策面での協力を打診してきた例が報告されたため、党内の引き締めを図ったとみられる。
山口氏は同日の記者会見でも「菅内閣の姿勢はモラトリアム状態にあり、迷走する政権にレッドカードを突きつけた。個々のアプローチを受ける考えはない」と強調した。【岡崎大輔】