2010年7月14日 21時9分
「ミスタードーナツ」による無認可添加物入り肉まん販売事件(02年)を巡り、運営会社「ダスキン」(大阪府吹田市)の役員に損害賠償を求める株主代表訴訟を起こした元同社部長で株主の坂井洋さん(67)=同府泉南市=が、代表訴訟の弁護士費用4億円を支払うよう同社に求めた訴訟の判決が14日、大阪地裁であった。西川知一郎裁判長は「社会通念上の適正額」として、8000万円の支払いを命じた。
判決によると、株主代表訴訟で大阪高裁判決は06年6月と07年1月、「会社の損害が拡大した」として、役員13人に対して計約60億円を会社に支払うよう命じ、最高裁で確定。ダスキンはこのうち約7億5000万円を回収している。【日野行介】
ダスキン広報室の話 判決を見ていないのでコメントを差し控えたい。