お月見の基礎知識

5分で思い込みを解消 〜 十五夜クイズ

暮らしの歳時記(ガイド・三浦 康子
ガイド:三浦 康子

十五夜の日付は毎年違います

仕事帰りに月を眺めるひととき…癒されますね。
■十五夜クイズ.1…… 秋のお月見のことを十五夜といいますが、これはいつ?
A:「9月15日」 ⇒× 違います。思い込みです。
B:「10月6日」 ⇒△ 今年(2006年)に限っていえば正解です。
C:「毎年違う」 ⇒○ 正解です。


十五夜とは本来は満月のことですから、年に12回または13回めぐってきます。中でも旧暦の8月は1年の中で最も空が澄みわたり月が明るく美しいとされていたため、平安時代から観月の宴が開催され、江戸時代から収穫祭として広く親しまれるようになり、十五夜といえば旧暦の8月15日をさすようになりました。

旧暦を新暦に置き換え、9月15日が十五夜だと思っている方も多いでしょう。しかし、月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にズレが生じるため、毎年9月中旬〜10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。これだけ幅があると何かと大変なため、十五夜関連の行事を毎年9月15日に固定化している場合もありますが、正確には違います。

【十五夜の日付】
 年   ………  十五夜(旧暦8/15)
2005年  ………   9月18日  
2006年  ………   10月6日  
2007年  ………   9月25日   
2008年  ………   9月14日   
2009年  ………   10月3日   
2010年  ………   9月22日   


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特集掲載期間:2010年9月1日〜10月12日