口てい疫の危険性分散 種牛を移動
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口てい疫の危険性分散 種牛を移動

9月4日 17時4分 twitterでつぶやく

口てい疫が再び発生した場合の危険性を分散するため、宮崎県内では5頭だけが残り、西都市内の農場で飼育されていた宮崎牛の種牛のうち2頭が、4日、およそ50キロ離れた別の場所に移されました。

宮崎県内に55頭いた宮崎牛の種牛は、口てい疫の感染拡大に伴って処分され、感染を免れたわずか5頭だけが、西都市の山あいの農場で飼育されてきました。宮崎県は、このままの状態で飼育を続けると、口てい疫が再び発生した場合に一度に失われてしまう危険性があるとして、種牛を2か所に分散することになりました。4日は、西都市の農場で2頭をトラックに積み込む作業が行われ、このあとおよそ50キロ離れた高原町の施設に移しました。宮崎県は、残る3頭については、当面、今の農場で飼育し、ことしの11月以降に元の飼育施設の高鍋町の県家畜改良事業団に戻すことにしています。県では、今後、残された種牛5頭を中心に次の世代を育成し、畜産の復興に取り組むことにしています。