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【プロ野球】

大引 熱中症で病院直行

2010年9月5日 紙面から

◆オリックス12−5ソフトバンク

 オリックスが18安打12得点の猛爆で連勝し、3位ロッテに3・5差に迫った。ただそんな勝利を手放しで喜べない。4時間半に達した酷暑のデーゲームで、熱さが原因とみられる離脱者が両チームに出た。異変は6回裏だ。ソフトバンク捕手の山崎が脱水症状を起こして交代すると、直後に四球で出塁した大引がベース上でけいれんを起こし、この回で交代。この日3安打で杉内を打ち崩した殊勲者のけいれんは全身に広がり、試合途中に神戸市内の病院に直行。熱中症と診断され、点滴を受けた。

 この日の神戸市の最高気温は35度。球場医務室には観客20人が運び込まれ、うち2人が救急車で病院へ。村山球団本部長は「お客さんのことを考えると試合開始時間も考えないといけない」と来季の屋外球場でのデーゲーム再開時期を再考することを明言した。

 「おまえらの部屋はクーラーあるやろ」と帰り際に報道陣をたしなめた岡田監督も「まだデーゲームはアカンわ」と顔をしかめていた。 (宮崎厚志)

 

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