深夏のメイド服姿は反則だろ！！『生徒会の月末』レビュー

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2(AA)は富士見ファンタジア文庫より刊行されているライトノベル『生徒会』シリーズの外伝。ちなみに外伝は「日常」に続いて二冊目である。
生徒会シリーズは2009年秋クールでのＴＶアニメ化が決定しておりそれにあわせた今回の発売と見られます。

『生徒会の月末』－葵せきな　（富士見ファンタジア文庫）

生徒会シリーズはその名のとおり碧陽学園の生徒会をえがくものですが、外伝シリーズは主人公杉崎健のクラスの描写が多数はいります。
宇宙姉弟や中目黒といったこちらも個性的なキャラクターがいるのでなかなか面白いです。
アニメ化に向けて勢いにのる生徒会シリーズ、短編揃いで読みやすいのが特徴です。

あらすじ

久しぶりにやってきました「黙示録」！　
椎名姉妹や宇宙姉弟のプライベートに迫る、いろいろな意味でキケンな書き下ろし小説が満載だ！　
初心者もマニアも、これでアニメに備えるべき！　いやもうホントに！

感想

久々の外伝ですねー＾＾
外伝とはいえ表紙は深夏！しかもメイド服！！これで勝つる！名実ともに最強の組み合わせだ！！
てっきり中目黒あたりが表紙を飾るんじゃないかと思ってましたが、まさか深夏＋メイド服とは。反則すぎるぜ・・・！

さてさて肝心のお話部分の感想。
ちょっと爆発力落ちたかなというのが第一印象。やはり生徒会メンバーの活躍があまり見られないというかですね。
いい話風な部分も最後の二話、真冬のバイト話と深夏の居残り話ぐらいであとはダラダラしている印象しか残らないのが残念。

やはり宇宙姉弟だけでは無理があったのか・・・中目黒くんの出番も少なかったですしね。合コンぐらいで。
合コンの話は読んでいてう～ん・・・って。たぶん杉崎かっけえｗｗｗってなると思っての話なんだろうけどそうでもない。
友人のことをボロくそに言われてキレる　というのは結構使い古されている手ですけどなんというかそこまで熱くもなる展開じゃないというか。
杉崎のキレ方が微妙だったのかな。

あと気になったのがドラマガの表紙の話。なんかこういう身内ネタみたいなのがわりとあるんですよねこのラノベ
読んでいて面白かったり面白くなかったり正直微妙なんですよね。ドラマガはもういいよってちょっと思ったり。

それでも、このラノベは後半盛り返す！やはり椎名姉妹は俺のジャスティス！ということで真冬ちゃんのバイトの話。
まあ杉崎が何か手をまわすのだろうなという予想はしていましたが、本当にそうなるとは。
しかし真冬がそのバイト代をどうつかったのかまでしっかり描くのがいいですよね。
これがかかれることによって杉崎が報われたというか真冬がウザキャラにならずに済むわけですね。

深夏の話も同様です。リリシアやら巡やら深夏の心情を理解しているところからみると単なるウザキャラというか敵キャラみたいな位置付けになりがちですが
最終的な手伝いの描写がはいることで帳消し以上に好印象を与えることが出来ますよね。うまい書き出しだと思います。

全体的にみればうまくまとまっていたほうかと。ただ本編のほうに比べると幾分か爆発力は落ちますよね。
ラジオほどの爆発力がないのが残念ですね。逆にあれを超える威力の話がかければそれだけでというか・・・

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Tags: ライトノベル, レビュー, 生徒会の一存

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