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藤田女流初段が“みるく”の姿で登場！「ハチワンダイバーDS」「ハチワンダイバーWii」の完成発表会が開催

投稿日時： 2009-3-25 18:15:22

　エレクトロニック・アーツが明日3月26日に発売するニンテンドーDS向け「ハチワンダイバーDS」（税込価格：4,980円）、および昨日から配信中のWiiウェア「ハチワンダイバーWii」（1,000Wiiポイント）。両タイトルの完成発表会が東京・秋葉原のメイドカフェ“ぽぽぷれ”で開催された。

　「ハチワンダイバーDS」「ハチワンダイバーWii」は、週刊『ヤングジャンプ』で連載中の人気コミック『ハチワンダイバー』をゲーム化したタイトル。将棋ゲームの制作で数々の実績を残しているシルバースタージャパンが開発を手掛けており、将棋の初心者から熟練者まで幅広いユーザーが楽しめる作品に仕上がっている。

【ハチワンダイバーDS】

ハチワンダイバーWii

　発表会ではまず、シルバースタージャパンの代表取締役社長である山本成辰氏が登壇し、「両タイトルは、シルバースタージャパンがこれまで培ってきた技術を存分に生かして制作しました。原作『ハチワンダイバー』と同じように、将棋を知らない人でも楽しめるし、将棋を知っている人ならより楽しめる作品になったと自負しております」と挨拶した。
　
　続いて、両タイトルの開発プロデューサー・棚橋雅憲氏より製品説明が行われた。本タイトルでは、特に将棋を始めたばかりの人に配慮したということで、棚橋プロデューサーが「“イージー”はこれまでの将棋ソフト史上最弱を誇る」と語る“難易度選択”をはじめ、良手／悪手の2つのナビゲーションが表示される“イージーガイド”、使用すると最善手が分かる“ダイブ”など、将棋を覚えたばかりでもストーリーモードを最後までプレイできるさまざまな機能が搭載されている。
　
　また、難易度選択で“ハード”を選ぶと、ほかの将棋ソフトに負けない手ごたえのある対戦が楽しめる。さらにニンテンドーDS版では、100問の詰め将棋に挑戦する“修行モード”や、原作で行われた対局をじっくり鑑賞できる“名局鑑賞”など、将棋を熟知した人でも楽しめるモードが収録されている。


シルバースタージャパン代表取締役社長の山本成辰氏		「ハチワンダイバーDS」「ハチワンダイバーWii」の開発プロデューサー・棚橋雅憲氏

　製品説明の後は、『ハチワンダイバー』の作者である柴田ヨクサル氏と監修を行っている鈴木大介八段、そして『ハチワンダイバー』の大ファンだという藤田綾女流初段が登場し、トークショーが行われた。小さい頃はプロ棋士を目指し、現在もアマ五段の実力を持つ柴田氏は、「将棋は昔から漫画に描きたいと思っていたテーマなので、『ハチワンダイバー』がゲームになると聞いて、ただうれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。

　親子で「ハチワンダイバーDS」をプレイしているという鈴木八段は、「子どもはまだ将棋のルールを覚えたばかりですが、難易度をイージーにしているのでどんどん進んでいますね。私は長考するタイプなので、“切れ負け”ルールのところでつまずいてしまい、子どもに抜かれてしまいました」と会場の笑いを誘った。また、原作『ハチワンダイバー』の棋譜について質問されると、「私の実践譜を使うこともありますが、キャラクターの棋風やストーリーに合わせて作るときはほとんど徹夜で作っています」と苦労を語った。
　
　原作の大ファンだという藤田女流初段は、“中静そよ”がメイド服を身につけた際に名乗る“みるく”のコスプレで登場。「ハチワンダイバーDS」もすでにプレイしており、「原作にとても忠実で、漫画を読んでいるようにテンポ良く進めることができました。それと、なんといっても“ダイブ”機能がお気に入りです」と作品の魅力をアピールした。

左から原作者の柴田ヨクサル氏、鈴木大介八段、藤田女流初段、棚橋プロデューサー

　その後は、柴田氏と藤田女流初段で「ハチワンダイバーDS」を使用した記念対局が行われた。主人公の菅田健太郎の得意戦法である“ハチワンシステム”で勝負する、という柴田氏に対し、藤田女流初段は「今日は“アキバの受け師”なので、すべて受けきりたいと思います」と宣言。柴田氏の先手で対局はスタートした。
　
　藤田女流初段は当初余裕の表情を浮かべていたが、序盤から積極的に仕掛ける柴田氏の指し手に対してだんだんと長考が多くなった。「プロ対アマは九割方プロが勝つんですよ」という鈴木八段の言葉がプレッシャーになったのか、徐々に藤田女流初段の形勢が不利になる。途中通信が切断されてしまうというトラブルがあったが、最後はそのまま柴田氏が押し切って103手で詰みとなった。藤田女流初段は、「柴田さんの手が毎回急所に決まるので、最後まで押し切られてしまいました」と感想を述べ、柴田氏は「緊張していました。ありがとうございました」と恐縮していた。　（編集部：恩田）


「ハチワンダイバーDS」の“2P対局モード”で対戦する柴田ヨクサル氏と藤田女流初段		2人の対局を分かりやすく解説する鈴木大介八段。ときおり厳しいつっこみが入ることも

※“修行モード”“名局鑑賞”は「ハチワンダイバーDS」のみの機能

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