大引途中交代、最高気温３５度で熱中症ダウン…オリックス

　◆オリックス１２─５ソフトバンク（４日・スカイマーク）　５回に勝ち越しの左前安打を放った大引が全身にけいれんを訴え、７回守備から交代した。熱中症によるダウンだった。

　この日の最高気温は３５度。直射日光が照りつけるグラウンドやスタンドは４０度近かった。観客の体調面を考慮し、看護師を通常より２人増員。試合中にも熱中症への注意を喚起するアナウンスを流していたが、４時間３０分と試合時間が長かったこともあり、熱中症と見られる症状を訴えたのが２０件、うち２件は救急車で運ばれた。

　ソフトバンクの山崎も６回の守備中に脱水症状を訴え、途中交代。岡田監督も「（大引は）明日無理やろ。（この気温での）デーゲームはあかんな」と指摘。村山球団本部長も「お客さんのことも考えると試合時間を考えないといけない」と来季以降の日程を検討することを明かした。連勝でＣＳ圏内に３・５ゲーム差に詰めよったが、代償も大きかった。