サンマ 不漁でイベントに影 仕入れ経費3倍それでも無料
毎日新聞 9月5日(日)9時24分配信
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勢い良く焼かれていく厚岸産サンマ=札幌市東区で2010年9月4日午前11時31分、鈴木勝一撮影 |
釧路市のイベント「釧路大漁どんぱく」で行われた名物の「焼きサンマチャリティー振る舞い」。旬のサンマを無料で食べられるとあって、会場には500人以上の列ができ、開始時間を10分早めるほどの盛況ぶりだった。参加した釧路市の女性(69)は「去年と比べてまだ高いから、楽しみにしてきました」と完食。札幌市北区の30代の女性は「生サンマはおいしいけど、ちょっと身が細い気がする」と話していた。
事務局を務める釧路観光協会によると、例年は3000匹を提供してきたが、今回は1500匹限定に。水揚げがない場合にも備え、近隣の漁港で調達する段取りまで整えていた。4日朝には釧路港に117トンが水揚げされたものの、浜値は1キロ当たり440〜530円と依然として高めで、「数を減らしても確実に予算オーバー」(事務局)と渋い表情だった。
また、5日に行われる「釧路Oh!!さかなまつり」の関係者も「サンマ販売では、1ケース当たりの量を減らし、価格も上げざるを得ないだろう」と話していた。
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札幌市東区の商業施設で開かれた「厚岸さんま祭り」。焼きたての厚岸産サンマを大消費地の札幌でPRしようと毎年実施されてきたイベントだ。
今年は5日までの2日間で計2500匹を無料で提供する予定だが、主催する厚岸漁協関係者は「昨年より数は減らしているが、浜値が高く仕入れ経費は3倍」と嘆く。地元では、昨年と比べて水揚げは1割、売り上げは3割程度と苦しい時期が続くが、それでも川崎一好厚岸漁協組合長は「秋の味覚の代表格であるサンマを食べてもらえるよう、不漁の時こそ努力しなくては」と話していた。
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最終更新:9月5日(日)9時24分
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