- GⅢ - 出走日:2010年 9月5日 (日)
今週のメインレースは、 第30回新潟2歳ステークスである。
第30回新潟2歳ステークスは、
ほとんどの馬が初対戦ということもあり、
非常に難解なレースである。
そこで、競馬理論は、
第30回新潟2歳ステークスに出走する
有力各馬の能力を分析する。
新潟のオープン特別のダリア賞組からは、
1着のエーシンブラン(北村宏)、
サイレントソニック(蛯名)、
3着のマイネルラクリマ(石橋脩)、
6着のフロールジェナ(柴田善)及び
8着のマルタカシクレノン(木幡)が
第30回新潟2歳ステークスに出走する。
エーシンブランは、
レベルの高い阪神の新馬戦を快勝して、
ダリア賞に臨んだ。
そして、エーシンブランは、ダリア賞において、話題のディープインパクト産駒のサイレンスソニックを寄せ付けずに、好時計で快勝した。
よって、第30回新潟2歳ステークスにおいては、
初対戦の馬に敗れる可能性はあるものの、
2連勝の内容が抜群のエーシンブランに
高い評価を与えて当然
と競馬理論では判断している。
一方、サイレントソニックは、ダリア賞において、好スタートから無理矢理抑えたこともあって、少し折り合いを欠いてしまい、2着に敗れた。
ダリア賞のレースを見る限り、
サイレンスソニックが、
エーシンブランを逆転する可能性は低いが、
新馬戦のように自ら逃げる競馬で展開利を生かせば、
逆転も可能である。
よって、第30回新潟2歳ステークスにおいては、
先行する競馬が出来れば好走も可能なので、
サインレンスソニックには押さえ程度の評価が必要
と競馬理論では判断している。
一方、マイネルラクリマ、フロールジェナ及び
マルタカシクレノンは、
ダリア賞の見所のないレース内容から、
更にメンバーが強化する
第30回新潟2歳ステークスで好走する可能性は低い。
一方、新潟競馬場の新馬勝ち組では、
ヴァナディース(吉田豊)、
クリーンエコロジー(後藤)、
ランパスインベガス(大庭)、
リーサムポイント(内田博)及び
レッドセインツ(四位)が
第30回新潟2歳ステークスに出走する。
ヴァナディースの新馬勝ちは、先行して楽に抜けだしての完勝ではあるが、1分36秒7の時計は平凡である。
また、ヴァナディースが勝った新馬戦で
2着だったコスモフローラは、
次走の未勝利戦で1番人気を裏切って3着に敗れており、
メンバー的にも大したことがなかった。
よって、第30回新潟2歳ステークスにおいては、
人気と実力とのバランスを考慮して、
ヴァナディースの評価を下すべき
と競馬理論では判断している。
一方、クリーンエコロジーの新馬勝ちは、3馬身差をつける楽勝ではあったが、1000m通過64秒6の超スローペースをマイペースで逃げる展開に恵まれたものと見ることもできる。
ただし、クリーンエコロジーが制した
新馬戦の2着馬及び3着馬は、
次走で大幅に時計を詰めて好走しており、
クリーンエコロジーも時計を詰めてもおかしくない。
よって、第30回新潟2歳ステークスにおいては、
評価が非常に難しいが、
勝ちっぷりだけで人気になるようであれば、
クリーンエコロジーを疑ってみるのも一つの手
と競馬理論では判断している。
一方、ランパスインベガスの新馬勝ちは、強敵ディープサウンドの追い込みを上がり33秒2の脚で凌ぎきってのものだが、1分50秒6の時計は遅すぎる。
よって、第30回新潟2歳ステークスにおいては、
時計不足で重賞の速いペースへの対応にも
疑問が残る点を考慮して、
ランパスインベガスの評価を下すべき
と競馬理論では判断している。
一方、リーサムポイントの新馬勝ちは、初出走にしては時計・内容ともに抜群であった。
しかしながら一方で、
第30回新潟2歳ステークスのメンバーに入ると、
新馬勝ちの時計では足りないのも確かである。
よって、第30回新潟2歳ステークスにおいては、
過信は禁物だが、
新馬勝ちの内容が抜群のリーサムポイントには
高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。
一方、レッドセインツの新馬勝ちは、
1分36秒9の時計が平凡である。
また、レッドセインツの新馬戦で
0秒3差の3着だったショウナンンカミングが、
次走の未勝利戦で1秒5も離された5着に敗れており、
弱いメンバーに恵まれた感も否めない。
よって、第30回新潟2歳ステークスにおいては、
未知の魅力を評価しつつも、
ディープインパクト産駒の初重賞制覇ということで
人気となるレッドセインツを過大評価すべきでない
と競馬理論では判断している。
一方、阪神の新馬組からは、
ホーマンフリップ(福永祐一)が
第30回新潟2歳ステークスに出走する。
ホーマンフリップの新馬勝ちは、かなり時計がかかった道悪競馬でのものであり、非常に評価が難しい。
ただし、今年の阪神の新馬組は、
後の未勝利戦でかなり活躍しており、
レベルが高かった。
よって、第30回新潟2歳ステークスにおいては、
レベルの高い阪神の新馬組の割に
人気にならなそうなホーマンフリップには
馬券的な魅力を考慮して、要注目
と競馬理論では判断している。
一方、未勝利勝ち組からは、
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<<終わり>>