またミナミ老舗映画館が…千日前国際劇場3館休館
| 休館する「千日前国際シネマ」など3劇場の入る建物 |
大阪市中央区の「千日前国際劇場」「千日前国際シネマ」「国際地下劇場」の3館が3月いっぱいで休館することが14日、分かった。3館を経営する「千日前国際劇場グループ」では「閉館でなく、あくまで休館。再開する道を探っている」としているが、このまま60年以上の歴史に幕を下ろす可能性が高い。昨年4月の「道頓堀東映」に続いて、またひとつ古くからのミナミの灯が消えることになる。
国際シネマは1946年(昭21)、国際劇場と地下劇場は56年(昭31)にオープン。日活映画全盛期には石原裕次郎、吉永小百合らも舞台あいさつに訪れた。しかし近年ミナミにシネコン2館がオープン、観客を取られていた。劇場関係者で、「千日前シネマ倶楽部」代表の能口仁宏さん(52)は「そういうこともあり、今年初めにロードショー館ではなくなったのが休館に踏み切った理由のひとつ。頑張ってきたが、採算的にしんどかった」と話した。
休館後の具体的な予定は決まっていない。能口さんは「土地、建物を売却することはない。映画館を残すいい話があれば」と期待している。
[ 2008年3月15日付 紙面記事 ]