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最終更新:2010年9月4日(土) 13時40分

在日ミャンマー人、映画で祖国の現状訴え

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 軍事政権の支配が続くミャンマーでは、11月に20年ぶりの総選挙が行われますが、「公正な選挙」にはほど遠い状況です。こうした中、日本に住むミャンマー人たちが、祖国の現状を知ってもらおうと、映画を製作しました。

 ミャンマーの伝統的な化粧をする子どもたち。この日の撮影は千葉県の河川敷で行われました。川の流れる風景が、ミャンマーと似ているのだといいます。

 「3、2、1、アクション!」

 2年前、ミャンマーを直撃した「サイクロン」。死者・行方不明者は少なくとも13万人以上に上りました。映画は、このサイクロンの被害を通して、ミャンマーの現状を訴えようというものです。在日ミャンマー人およそ70人がポケットマネーを出し合い、1年以上かけて完成させました。軍事政権が支援物資を独占し、国民を顧みない姿で描かれています。

 「ビルマ(ミャンマー)の中で起こっていることを、世界中の人々がまだ詳しく分からない。軍事政権が全部隠している」(映画製作参加者 アウンさん)

 ミャンマーでは11月、20年ぶりに総選挙が行われます。しかし、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん率いる政党が事実上解党させられるなど、「自由で公正な選挙」からはほど遠いのです。

 15年前に来日して以来、主に「デモ」によって民主化を訴えてきたアウンさん。今回、映画を作った動機について、こう語ります。

 「ただデモをやるだけで何も変わらない。ほかの方法に何があるか、考えないといけない。どういうふうにこの軍事政権を倒せるのか」(映画製作参加者 アウンさん)

 アウンさんらは今後、アメリカやアジアの国々でも上映を目指していくといいます。(04日11:50)

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