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【芸能・社会】

松ケン「最高」 ベネチア国際映画祭 「ノルウェイの森」公式上映

2010年9月4日 紙面から

 【ベネチア=丸山秀人】村上春樹のベストセラー小説を映画化した「ノルウェイの森」(12月11日公開)が2日夜(日本時間3日)、開催中の第67回ベネチア国際映画祭で公式上映された。出演者の松山ケンイチ(25)、菊地凛子(29)、水原希子(19)とトラン・アン・ユン監督(47)は、レッドカーペットを歩いて満員の観客とともに同作を観賞。上映が終わると、観客から拍手と歓声を浴びた。

 同作のワールドプレミアとなった公式上映は、“水の都”ベネチア・リド島の映画祭会場メーンホール(1100席)で開催。同作は映画祭グランプリ(金獅子賞)を争うコンペティション部門に出品されている。

 上映後、日本の報道陣に松山は「お客さんに拍手していただけて、最高の一日。また、ぜひここに来たい」と顔をほころばせた。菊地も「反応が良かった。これから映画がどう広がっていくか楽しみ」と満足そう。水原は「すごくホッとした。ボーッとしてしまい、幸せでした」。

 松山は日本公開に向けて「宣伝いっぱい頑張りたい」としたうえで、この日の上映が深夜におよんだため、「興奮してるけど、目が重たくなってきた」と笑わせた。

 米業界誌「スクリーン・インターナショナル」や、観客の多くが「映像の美しさ」を同作の大きな魅力に挙げた。

 アジア、欧州など30カ国の海外配給が決まっていた同作は、ベネチアでさらにフランス、スペイン、中国など新たに6カ国への配給が決定した。松山らは2日間で、22カ国100媒体からの個別取材をこなした。

 

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