早くも登場! 小沢一郎「組閣名簿」にあがった意外な名前

2010年09月04日(土) 歳川 隆雄
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 がしかし、その実状は、党員・サポーター票の約34万人の有権者についても、自治労や官公労を完全掌握している小沢サイドの早くからの囲い込みが奏功し、6~7割近くが小沢氏の基礎票になっているのだ。国会議員票での圧勝に加えて、予想外に党員・サポーター票でも勝利を頂いた、と驚いて見せる。これが小沢氏の禊となる。

小沢氏周辺では、気の早い向きが「組閣名簿」と「新執行部」について言及している。

 いま密かに囁かれている名前は以下の通り。

首相:小沢一郎(前幹事長)、副総理・外相:鳩山由紀夫(前首相)、
官房長官:原口一博(現総務相)、
財務相:与謝野馨(元財務相・たちあがれ日本共同代表)、
経済財政・金融担当相:海江田万里(現衆院財務金融委員長)、
文部科学相:田中真紀子(元外相)、
法相:郷原実郎(元特捜検事)、
厚生労働相:舛添要一(元厚労相・新党改革代表)、
農水相:山岡賢次(前国対委員長)、
公務委員制度改革担当相:鳩山邦夫(元総務相)、
国家戦略担当相:樽床伸二(現国対委員長)などである。

 党執行部については、
幹事長:輿石東(現参院議員会長)、
同代理:三井辨雄(現国対委員長代理)、
政調会長:松本剛明(現衆院議運委員長)、
財務委員長:平野博文(前官房長官)といった面々である。

 その他、小沢官邸には最側近の樋高剛衆院議員を異例の首相秘書官(政務担当)に起用、さらに鈴木宗男新党大地代表を特命担当の官房副長官で迎えるというのだ。

 もちろん、こうした驚きの人事案は取らぬ狸の皮算用になることもあり得る。世論頼みの菅氏の土壇場での逆転も無しとはしないが、現状では"角栄DNA継承"の小沢首相誕生の可能性が高い。

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