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ラブ・アラガルさんへ質問します! 今10月23日のサントリーホールでの発表会に向...
ラブ・アラガルさんへ質問します!
今10月23日のサントリーホールでの発表会に向け、
ブラームスのピアノソナタ第2番を練習してますが、
先日カンディンスキー先生の授業でコツが掴め、
練習時間に余裕が出てきました。
それで少しずつブラームスの3番のソナタの練習を
始めようと思います。
お聞きしたいのですが、演奏法、解釈など
いろいろ御意見いただけると嬉しいです。
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- 質問日時:
- 2010/9/4 23:55:25
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女性で、私と同じように9度しか届かなくて、ブラームスと言うのは
流石ですね。さぞかししっかりとしたタッチをされていると思います。
私は今日の英雄ポロネーズは人生の汚点ですね。東大ピアノ
の会で弾いたときの方が遥かにまし、ミスタッチしまくり、大学以降
で最低の演奏でした。かなりオペラ公演に賭けていたので・・・。
やはり練習量は結果に出ます。1週間では無理でした・・・。
さて、私は特に一番難しい主部でミスタッチしまくり、トリオはまだ
がっちり弾き、もうノクターン的な部分の音で聴かせるか、と言う感じ
でした・・・。
ブラームス3番ですが
1楽章:まず最初の印象的な主題から音が厚いです。
この右手AsCAs-G-F-DGD、左手FCF-G-As-BDGからして、
スラーはラ♭ーソファにかかっていても、運指を工夫しなければ
不可能だと言うことはすぐお分かりでしょう。
つまり右手はAsCAsを125で弾いてもGFは32で取らなければ
次のDGDが不可能ですし、左手はFCFを521で弾いても、
次のGAsを54で取って、BDGを321で取らねば不可能です。
一応ペダルの指示はありますが(私の持っている楽譜には)
いくら先生に指でレガートと教わっても不可能です。
2,3小節も同様です。
しかしこの主題は決然と、かっこよく弾いてくださいね。
6小節目になんと10度と言っても左手になんとCEGCEの5音の
アルペジオが出てきますが、これは手が広がれば9度でも
54321で弾けます。
次は一転pp、若きブラームスはオーヴァーです(笑)。
しかしここも丁寧に。私は本当の切れ目でないと原則テンポは
変えない主義(少しのルバートはあっても)なのでffとppでtranquillamente
でそんなにテンポを変えるものなのかな、とは思います。左手の3連符を慎重に。
メゾスタッカートですがペダルを踏む解釈もあります。2:3は余裕でしょう。
ただし、12,13小節の右手の多声部を際立たせる為に踏まない方が
いいと思います。
a tempoの導入は勿論オクターヴでCの連打とCBAsGFの進行を強調した
ものです。
そこからの主題。
最初の左手、345からDGが意外に遠いんですよね。テンポを考えると。
右手は和音つきオクターヴでもかなり歌えますよ。54の交代で。
BGB-CC-DesDesは124-15-14。CGesC-DesDes-EsEsは
125-14-15。FBF-AA-BBはF-Aは無理なのでペダルを使って、
125-15-14。次がちょっと難所、BFB-DD-FF、ここのDからFは
32分音符なので手が小さくてもDは白鍵を14で取ってF15とつなげて
います。
次の小節のAs-C-Fのオクターヴ進行は仕方なくCFは両方15で取って
高速オクターヴになりますが何とか5連続でも歌う感じに。
私の今の先生はやはり歌う事を重要視され、運指も14-15で歌えれば
それでいいが、15全部でも歌えればいい、特に私は手が小さいので、
と仰います。
事実、理想は1415の交代で歌いたいが、手の大きさで無理で15連続
で歌う事はあり、例えば、手の大きいピアニストはみなこれで弾く、英雄
ポロネーズのコルトー版15131415も無理で15141515で弾いています。
さて、この小節には何と11度のアルペジオ、しかしCAsCFなので意外と
手にフィットします。次の小節のCEGCEは前述のとおりです。
次もやはり左手の主題の音型を大事に。ここも速度変化記号があります。
まあ、このように細かく揺らすのがブラームス流なんですかね。
そこから推移は大して難しくなく、やはり第2主題(変イ長調、定型通り)
はcon espressioneでp、やはりdolceの感じでしょうか?広いアルペジオ
はあせらず弾いて、またお得意広いアルペジオ10度の連続、10度届く人は
楽なんですがね。でも意外と10度飛ぶだけなので弾けて、むしろ左手の
10度跳躍に力が入って、右手を歌うのを忘れない事がポイントです。
53小節、DesGesBDes-BGesB-AsFAs-GesEsGes-FDesF-EsDesEs、
これを、1245-135-124-135-135(滑らし)-134とかで歌います。
55小節の左手AsEsAsEsは意外に5321で取れます。
展開部、まずオクターヴはいくら速かろうと、スタッカートであろうと、pesante
であろうと、歌ってください。レガートのつもりで弾いてください。レガートの
つもりでも、順次進行で54の交代を駆使しようと片方は1で滑らしを使わねば
絶対切れますし、こんな跳躍進行レガートのつもりで弾いてスタッカートです。
それに脱力です・・・と言うような基礎はもう出来ておられるでしょう。
そして主題、これはやはり運指の工夫が必要。3連符の回想があって、次の
ppの所は面白いですね。quasi Celloの指示があって左手の旋律がいい。
やはりブラームスはオーケストラ的発想がかなりあったんでしょうね。
右手の伴奏型もシンコペーションでこれはオペラのピアノ伴奏によく出る、
つまり、よく伴奏型としてオケが弾く音型なんです。
再現部は同様に。と言いましても32分音符がみなオクターヴになり、
かなり大変です(汗)。
取り合えず1楽章だけでお願いします。形式は典型的なソナタ形式です。
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- 回答日時:2010/9/5 02:41:21