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8月の熱中症の搬送者数が昨年の4倍超
今年8月の1か月間に、熱中症で救急搬送された人は2万8269人で、昨年同月(6495人)の4倍超に上ったことが、総務省消防庁の調べ(速報値)で分かった。死者数は64人で、昨年同月(8人)の8倍。搬送者数と死者数ともに、調査を開始した2008年7月以降で最も多かった。
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搬送者数を都道府県別に見ると、東京が2125人で最も多く、以下は大阪2118人、愛知1705人、埼玉1679人、兵庫1495人、神奈川1331人、千葉1219人、福岡1161人と続いた。
また年代別では、65歳以上の高齢者が1万2960人(45.8%)で最も多かった。以下は、成人(18−64歳)1万2330人(43.6%)、少年(7−17歳)2791人(9.9%)、乳幼児(生後28日―6歳)188人(0.7%)の順。生後28日未満の新生児の報告はなかった。
症状の程度別に見ると、入院を必要としない「軽症」が1万6582人(58.7%)で最多。以下は、3週間未満の入院が必要な「中等症」9834人(34.8%)、3週間以上の入院が必要な「重症」858人(3.0%)、医師の診断がないなど「その他」931人(3.3%)の順で、「死亡」は64人(0.2%)だった。
また、1日当たりの搬送者数が1000人を超える日が13日あった。特に16−22日の週は、東京で16日から18日まで3日間連続で猛暑日となるなど、全国的に暑い日が続き、搬送者数が急激に増加した=グラフ=。
気象庁によると、今年8月の平均気温は全国的にかなり高く、沖縄・奄美以外の地域では1946年の地域平均の統計開始以来、最も高かった。
( 2010年09月03日 18:11 キャリアブレイン )
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2010.09.03 12:25 Update
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