3日、大阪・岸和田市の住宅で、この家に住む83歳の女性とみられる白骨化した遺体が発見されましたが、警察が、行方がわからなくなっていた女性の三男を見つけて事情を聞いたところ、「母は4年前に死亡し、その後不正に年金を受け取っていた」と話したということです。警察では引き続き調べを進めています。
3日午後2時半ごろ、岸和田市東大路町の清井トシ子さん(83)の住宅で、1階の部屋の大量のごみに埋もれた布団の中から遺体が見つかりました。警察によりますと、遺体は白骨化し、現場の状況などから清井さんとみられています。警察では、清井さんと同居し、行方がわからなくなっていた52歳の三男を捜していましたが、4日岸和田市内にいるのを見つけ事情を聞いたところ、「母は4年前の春ごろ死亡した。その後母親名義の年金を受け取り、生活費やパチンコ代として使っていた。不正受給になるのはわかっていた」と話したということです。岸和田市によりますと、清井さんの年金はことし6月まで支給されていたということで、警察は引き続き、年金が支給されたいきさつなどについて詳しく調べることにしています。