中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

異例のちょんまげ受検も不合格 春場所に続き2度目挑戦の椎名君

2010年9月4日 紙面から

異例のちょんまげ姿で新弟子検査。1年2カ月で80キロ減量、2度目の検査を受けたがパスできなかった椎名樹君

写真

 大相撲秋場所の新弟子検査が3日、東京・両国国技館で行われ、身長が足りずに不合格となった春場所に続き、2度目の挑戦をした椎名樹(たつき)君(15)=茨城県土浦市出身、立浪部屋=が再挑戦。昨年6月から体重を80キロ落とし、新弟子検査では異例ともいえるちょんまげ姿で挑んだが、今回も身長が2センチ足りず不合格。「九州場所でも受験したい」と3度目の正直を誓った。

 検査会場となった相撲診療所。若者頭が「立浪部屋の受験者は…」と探していると、椎名君が「はい」。まさかのちょんまげ姿に、若者頭も「最近は見たことがないね」と驚いた。

 実は3月の春場所前も受験。体重は150キロだったが、身長が2センチ足りず不合格。今回は110キロまで減量し、髪が伸びたのでちょんまげを結い、その分身長が“伸びる”ことを期待したが、またも2センチ足りなかった。

 167センチ、67キロ以上が対象の第2検査を受検することもできるが、付き添ったマネジャーは「どこまで運動能力があるか分からないので」と、50メートル走やボール投げがある第2検査を回避している。

 昨年6月には体重が何と190キロもあったという。「スナック菓子とジュース」が原因だったが、立浪部屋に来てから節制したため、1年2カ月で80キロも落ちたという。

 11月の九州場所での再受験は? 椎名君は「受けたいです。(身長を伸ばすため)ストレッチとかやっています」とあきらめてはいない。 (岸本隆)

 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ