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【大相撲】

一般公開で秋場所けいこ総見 謹慎力士に拍手と声援

2010年9月4日 12時34分

 横綱審議委員会のけいこ総見で、気合の入ったけいこをする横綱白鵬関(中央左)=4日午前、東京・両国国技館

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 大相撲の横綱審議委員会(横審)による秋場所(12日初日・両国国技館)のけいこ総見が4日午前、東京・両国国技館で一般に無料公開して実施され、野球賭博関与で7月の名古屋場所を謹慎した力士も参加し、出直しの場所に向けてファンに調整ぶりを披露した。

 賭博関与のため幕内から十両に落ちた雅山関や豊ノ島関が土俵に上がると拍手が起き、「しっかりやれよ」などの声援が飛んだ。幕内は4連覇を狙う横綱白鵬関が安定した力を発揮したが、11番と少なめ。日馬富士関、琴欧洲関、把瑠都関の大関陣を含め全体的に低調だった。左肩負傷の大関魁皇関と、名古屋場所後の野球賭博関与判明で特別調査委員会が調査中の十両松谷関は不参加だった。

 日本相撲協会の全般的な改革を目指して7月に設置された第三者機関「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」の奥島孝康座長(日本高野連会長)ら委員数人も視察した。弁護士の深沢直之委員は「賭博に関与した力士に応援の声が掛かったりして、相撲が国民に愛されているとあらためて感じた。相撲協会を絶対に公益法人として残さなければいけないと思う」と感想を口にした。

(共同)
 

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