社会

裁判員は“無期懲役”
(北海道)
札幌市北区の歩道で女性を殺害し日本酒などを奪ったとされる男の裁判員裁判で、札幌地裁は被告の男に無期懲役を言い渡しました。

判決を受けたのは石黒志信被告(40歳)です。判決によりますと石黒被告は今年1月、札幌市北区の歩道で買い物帰りの杉本稲子さん(当時72歳)をナイフで刺して殺害し紙パックの日本酒などを奪いました。
きょうの裁判で札幌地裁は「杉本さんを合計15回も突き刺すむごい殺し方で、パチンコ代に金を使い込んだ末の生活費欲しさの犯行動機はあまりに身勝手」として無期懲役を言い渡しました。
会見で60代の女性裁判員は「大変な事件に当たってしまったというのが率直な気持ち」 また、46歳の男性裁判員は「被害者の感情を重く受け止めて審理した」と感想を話しました。道内の裁判員裁判で無期懲役の判決は初めてです。
[ 9/3 19:55 札幌テレビ]