黒澤明生誕100年記念画コンテ展「映画に捧ぐ」(4日〜10月11日)のオープニング・レセプションが3日、会場の東京・目黒区の東京都写真美術館で行われ、黒澤映画に出演した俳優の隆大介、作曲家の小林亜星氏らが出席した。
18歳で二科展に入選した画才を持つ黒澤監督が、『影武者』の製作が予算面で暗唱に乗り上げていた際、映画に代わる手段として「画コンテ」を製作。『影武者』以降は創作過程の一つとして、重要な仕事にもなった。クレヨンや水彩で描かれたコンテには映画とはまた別の趣がある。
隆は「生誕100年を機に若い人たちに黒澤体験をしてもらいたい」と話していた。
(2010年9月4日)