インターネットや郵便を利用し、不特定多数の者に対して未払い料金があるなど架空の事実を口実とした請求書などを送付するなどして、現金を預金口座に振り込ませる方法です。
被害者は20代、30代の比較的若い人が多いのが特徴です。
最近の手口としては、法務省が差出人となる「民事訴訟裁判告知」と題したハガキや封書を無差別に送りつけたり、被害者の携帯電話のメールに「有料サイトの料金が延滞しているので延滞金を振り込んで下さい。」などと要求し、現金を騙し取る手口が多発しています。
(例)
■アダルトサイト系
「ワンクリック詐欺」に該当するもので、例えば「18歳以上ですか?」で「はい」をクリックしたり無料サンプル画像をクリックしただけで請求画面が現れます。
利用者を不安にさせて短期間でお金を振り込ませる手口です。
■ハガキ・郵便系
名簿などを基に同じ内容で不特定多数に「アダルトサイトの利用料金が滞納している」などという名目で請求してきます。自宅へ取り立てに行く、会社に連絡するなどと言って不安をあおり、現金を振り込ませようとします。
■メール系
メールに記載されているURLにアクセスするとアドレスが相手に認識されてしまい、執拗な請求メールが届くようになるメールを不特定多数に送りつける方法です。これは何度も請求が届くので心理的不安が大きく、振り込んでしまうケースが多いので気をつける必要があります。
■アダルトボイス(電話)系
電話の着信履歴に残った番号へかけ直すとアダルトボイスにつながり、電話を切っても向こうから電話がかかってきて料金を請求されます。 また、突然身に覚えのない料金をアダルトボイス業者から請求されることもあります。
■無料出会い系サイト系
無料のAサイトに登録したら、B、Cの有料サイトに自動登録されてしまうものです。
いわゆる二重登録で無料サイトに登録すると同時に有料サイトにも登録されてしまい、有料サイトから請求がきます。「無料」という言葉に惑わされないように注意が必要です。