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合成麻薬MDMAを飲んで容体が悪化した飲食店従業員・田中香織さん(当時30歳)に適切な救護措置を取らずに死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪など4つの罪に問われた元俳優・押尾学被告(32)の裁判員裁判初公判が3日午後、東京地裁(山口裕之裁判長)で開かれた。初公判では検察側と弁護側が真っ向から対立した。弁護側は遺棄致死とMDMA譲渡の2罪について無罪を主張。お互いに裁判員裁判を意識して、分かりやすい言葉を多用した。緊迫した法廷の様子を振り返る。
裁判官(以下裁) 名前は
押尾被告(以下押) 押尾学です
裁 無職ということでいいですか?
押 はい
※ ※ ※ ※ ※ ※
押 紙に書いたものを読んでよろしいでしょうか。私が泉田勇介さんからMDMAを譲り受けたことは認めます。しかし、譲り受けたのは(起訴状にある)錠剤10錠ではなく、小さなビニール袋に入った粉末です
押 田中香織さんにMDMAを譲渡したことはなく、私は無罪です。田中さんと服用していたことは認めますが、田中さんが持ってきたものです。死亡したのは午後6時47分から6時53分の間ではなく、もっと早い時刻です。私の記憶とは違います。田中さんは、ベッドの上であぐらをかいて、ブツブツと独り言を言い始めました。私が「大丈夫か」と声をかけたら、返事をしました。数分したら、田中さんは突然歯を食いしばり、拳を上下に動かし、あおむけに倒れてしまいました。白目で息もしていないし、脈も止まっていたので、人工呼吸や心臓マッサージを繰り返しましたが、生き返りませんでした
押 私は田中さんにMDMAを渡していないので、保護責任はありません。救急車を呼んでいないことは認めます。発覚を恐れたのではありません。会話もできたので、生命が危険だとは思わず、救急車を呼ぶことは考えませんでした。蘇生措置をしましたが、そのかいなく、蘇生しませんでした。放置はしておらず、私は無罪です
弁護士(以下弁) 救急車を呼ばなかったことと田中さんの死亡に因果関係はなく、押尾さんは無罪です
(2010年9月4日06時00分 スポーツ報知)
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