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JP DNSのDNS応答におけるIPアドレス出力条件変更のお知らせ(詳細)

2010/07/12公開
2010/08/24更新

目次

  1. はじめに
  2. 背景
  3. 変更内容概要
  4. 変更内容詳細
  5. 本件による影響と対応方法

1.はじめに

本資料では、2010年8月24日実施の「JP DNSのDNS応答におけるIPアドレス出力条件変更」について説明します。


2.背景

現在、JP DNSのDNS応答におけるネームサーバホストのIPアドレス出力条件は、ネームサーバホストの親ドメイン名が汎用JPドメイン名か属性型・地域型JPドメイン名かにより異なっております。


JPドメイン名へのDNSSEC導入(※)の一環として、これを統一し、共通の条件といたします。


※JPドメイン名サービスへのDNSSECの導入予定についてはこちらをご参照ください
http://jprs.jp/info/notice/20090709-dnssec.html

3.変更内容概要

ネームサーバ設定する汎用JPドメイン名と設定するネームサーバホストの親ドメイン名が同一の場合に限り、JP DNSの応答にIPアドレスを含めるようにします。

概要 本件実施前の
JP DNSの応答における
IPアドレス出力
本件実施以降の
JP DNSの応答における
IPアドレス出力
ドメイン名 ネームサーバ設定
ネームサーバ設定する汎用JPドメイン名と設定するネームサーバホストの親ドメイン名が同一 example1.jp ns.example1.jp あり あり(変更なし)
ネームサーバ設定する汎用JPドメイン名と設定するネームサーバホストの親ドメイン名が異なる
※ネームサーバホストの親ドメイン名が汎用JPドメイン名
example1.jp ns.example2.jp あり なし(本件の変更対象)

4.変更内容詳細

以下の条件をともに満たす場合、ネームサーバホストのIPアドレス(Aレコード、AAAAレコード)はJP DNSの応答に含めないようにします。

  1. ネームサーバ設定する汎用JPドメイン名と設定するネームサーバホストの親ドメイン名が異なる
  2. ネームサーバホストの親ドメイン名が汎用JPドメイン名



5.本件による影響と対応方法

ドメイン名、ホスト名が以下の状態にある場合、名前解決ができなくなる可能性があります。


ケース1. ホスト名の親ドメイン名にネームサーバ設定がされていない。



ケース2. ネームサーバ設定が相互に参照し合っている。