第21回 卑弥呼コンテスト


昭和57年から 行なわれている 卑弥呼コンテスト

昨年は 完成したばかりの郡山城ホ-ルが 見たくて 初めて コンテストに行ってみたが 予想以上の 面白さ。

あいにく 後の予定があったので 最後までは 見ることが出来ず (・_・、)

今年は 最後まで 見ようと 他の予定を入れずに 楽しみにしていた。


このコンテストは 「邪馬台国は大和郡山市北西部(矢田町)にあった」との鳥越憲三郎・大阪教育大学名誉教授の学説をもとに

開催されているものである。

しかし 昨年 末  まきむく遺跡や女王・卑弥呼の墓説がある箸墓古墳などを市域に抱える桜井市観光協会が、

「邪馬台国の有力推定地として豊かな歴史をアピールしよう」と、卑弥呼コンテストを はじめ

郡山市との本家争いが 勃発したのである。

さらに 当日の朝刊には 天理の黒塚古墳から卑弥呼の鏡と言われる三角縁神獣鏡が33面出土したという記事が・・・

そんな考古学上の論争の中 今年のコンテストは 行なわれたのである。


まずは 主催の 観光協会の会長の挨拶が 笑えた・・・

朝刊の記事 桜井の卑弥呼コンテストに触れ

郡山の卑弥呼コンテストには 21年の歴史があると 悲壮なる演説

コンテストの歴史と 考古学上の問題は 何の関連もないと思えるのだが(^ー^)



その後 上田  大和郡山市長の挨拶が また 笑えた

昨年は 審査員とカラオケのデュエットをするなど パフォ-マンス色が強かったので

今年は 原点に返り 3分間の自己アピ-ルと審査員からの質疑応答の形とするとのこと・・・

昨年 カラオケのデュエットをまるで スナックの中にいるかのように楽しんでいたのは

 上田 清市長その人なのですが(゚〜゚)

そして その女性は 準女王とななりましたとさ・・・・



コンテストは 34人の 予選を通過した女性が 市長の説明通り 3分間の自己アピ-ルと 2分間の質疑応答

これが 緊張している人 場慣れしている人 歌いだす人 空手をやりだす人など 見ていて 面白い。

それぞれ 予選を通過しただけあり 見ていて ひきつけるものを持っているようだ。



全員のアピ-ルが 終わった後 審査員の一人である 鳥越憲三郎・大阪教育大学名誉教授が 挨拶

最近になっての 邪馬台国論争を受けて どんな話が でてくるか興味深々で 聞いていると

天理で 発掘された鏡は 卑弥呼の鏡なんかじゃない と 言い放ち

その上で 自分の説を 説明し 自署の『大いなる邪馬台国』を 大幅に筆を加え 11月に 再出版するとのこと


この 先生のパワ-には ただただ 感服


アカヘ゜ラグル-プのステ-ジを はさみ 審査発表




21代 女王卑弥呼 平田裕子さん

我が家の近くにある奈良高専を卒業し 今は立命館大学の 大学院生とのこと。

自己アピ-ルを 一番にしたのに 堂々と 蛍の生態を説明する姿に 今年は レベル高いなと 感心した人だった。





準女王に 選ばれた4人

18番の女性は 36歳の主婦 本多さん

(卑弥呼コンテストは ミスコンではないので 主婦だって 出れるのです)

彼女が 準女王に 選ばれ 昨年の準女王から たすき を かけられるのを

客席で 見ていた 彼女の幼い子供が 目の前で 起こっていることを 理解できず

大きな声で 泣き出し お父さんが ビデオは 撮らないといけないは 子供を あやさないといけないはで

右往左往していたのは 見ものでした。


20代女王 木戸さんから 今年の平田さんへの 女王冠などの 譲与する光景は

なんか 歴史上の出来事を 見ているような 厳かさがあり 感激ものである。

(あいにく デジカメの電池切れで その光景は撮影できませんでした(ーー;)

木戸さん ゴメンナサイね


あっという間の 3時間

市のつまらないイベントのように 思えますが その中には ドラマがあり 感動もあります。

来年は 是非 行ってみたら・・・・・




コンテスト参加者 34名 ベストショット集