2008/09/24
皆さん、こんにちは。

9月13日より15日まで、日本カトリック正義と平和協議会・第34回(大阪)大会がありました。私は13,14日を参加しました。会場は尼崎の聖トマス大学でした。今日から三回くらいに分けて、その報告をしたいと思います。
13日は17:30より「開会式&夕食交流会」があり、終了間際に正平協会長・松浦悟郎補佐司教とかなり激しい討論をしました。この件については次回以降に報告します。今日はまず14日午前の、シスター弘田しずえの基調講演を。

2時間近い講演で色々話されましたが、私にとっては知的刺激の乏しいものでした。
シスター弘田の話は初めてだったので、その意味で前半は神経を集中したのですが、途中でだれました。せいぜい一時間の話しだったでしょうね。結局は「憲法九条を守ろう」ということと、アメリカ、就中ブッシュ大統領非難でした。

憲法九条をみんなで読み上げましょう、という場面があって、読み上げられました。
私は「憲法九条」の理念に反対ではないですが、その条文があれば平和が守れるというのは、条文と言うより呪文・まじないの類と思いますので、とても唱和する気になりませんでした。
その憲法九条唱和が、プロジェクターでスクリーンに映し出されたのです。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

アーメン


実は私は多少ウトウトしていましたので、以下、隣にいたK氏のメールを引用させて頂きます。

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その時の模様を詳しくお伝えしましょう。録音テープを持っていませんので、一字一句正確ではありません。
=正平協全国大会基調講演(2008.9.14)より=

Sr.弘田 「皆さん、憲法9条をご一緒に読みましょう」 (さすがに「唱えましょう」とは言わなかった)
※スクリーン上に条文が映る。
※会場の人々はSr.弘田のリードについてゆきながら唱和を始める。当然、野村さんと私は無言。

会衆 「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
(間髪入れず)
Sr.弘田 「アーメン・・・と言いたくなります」 (この台詞に限っては一字一句正しい)

少し間を置いて、「・・・と言いたくなります」と付け加えたところに、弘田さんの頭の良さを見ました。後で問題になっても「あれは、ちょっとしたジョークです」という弁明が成り立ちます。(とてもユーモアでは許されない問題だとは思うが)

その後、1〜2分経ってから、再び9条の条文がスクリーンに現れ、最後に「アーメン」とありました。まるで何かのお祈りのようでした。
九条平和教?

皆さんはこの一件をどう思われますか?
私は薄気味悪くなって会場の外へ逃げ出しました。
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K氏は外に出て、相当に怒っていました。
新興宗教という以上のカルトではないでしょうか。このページを書く中で発見しましたが、この人たちにとって憲法九条は条文でなく「呪文」ですね。陶酔感があるんでしょうなあ。

(私自身は録音してあるので、何かあれば点検はできますが、この話しを二時間、もう一度聞き返す気力はないです。)

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