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2010年9月3日(金) 12:10 |
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香川県の真鍋武紀知事が退任
香川県の真鍋知事が3日、退任しました。 3期12年にわたって県政の舵取りをした真鍋県政を振り返ります。
香川県の真鍋武紀知事は、3日県庁で退任式に臨みました。 真鍋知事が初当選したのは1998年8月でした。 真鍋知事は3期務めた平井知事の後を受けて県政の舵を取りました。 最大の課題は、豊島の産業廃棄物の問題でした。 戦後最悪と言われた不法投棄が発覚して10年を迎えた2000年、香川県と住民は国の公害等調整委員会が示した最終合意案を受け入れました。 この席で真鍋知事は住民に直接、謝罪しました。 県が初めて産廃行政の誤りを認めたのです。 真鍋県政のもと、12年間で大型の公共施設の建設が相次ぎました。 2003年3月高松自動車が全線開通。 2004年3月には、高松駅前サンポート高松のシンボルタワーも完成しました。 一方で、こうした大型開発は県の財政に重い負担ともなりました。 真鍋知事は、職員給与のカットなど行財政改革に取り組みましたが、香川県の県債残高、借金はいまだ8246億円、県民1人あたりにすれば81万円です。 真鍋知事は3日午後4時、県職員に見送られ県庁舎を後にしました。 財政再建などの課題は、次の浜田知事へ引き継がれることになります。
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