2010年08月30日

お客様は神様?!

さて、食後のコーヒーをいれながら・・・・




昨日、とあるスーパーでレジに並んでいたときのこと。
私の前で会計をしていたあるご婦人のお客さん、どうにも虫の居所が悪かったらしく
レジのパートの女性に当り散らしている。
私が見たところ、どうも悪いのは客のご婦人のようで、止めに入ろうとしたら、その店の
店長らしき人物が現れて舞台は目に付かない場所に移った。
そのご婦人は「私は客よ?!」みたいな言葉をしきりに連呼していたが、果たしてそうだろうか?
そんな事を考えているうちに、ある事件を思い出した。

千葉は浦安で起こった通称「JOY事件」、もう7年以上も前のハナシである。

簡潔に言うと・・・・
ある夫婦が子供を連れて居酒屋にいった。
子供が店内で遊びまわり、それがきっかけで店員とのいざこざに発展、
逆ギレした夫が店員をボコボコにしたという日記を妻が武勇伝よろしく
日記で全世界に公開、某匿名掲示板にて炎上、いわゆる「祭り」に。
更には回りにも飛び火、他にも余罪アリ疑惑に発展してしまったパターンである。
詳しくお知りになりたいかたはこちら→簡単なJOY騒動まとめ
もう7年以上のハナシなのでリンク切れ等あるのはご容赦頂きたい。
逆を言うと、「もう7年も経つのに」というふうにも取れるが。
いかにも、「一度アップしてしまったら取り返しがつかない」
世界の向こうが画面越しに透けて見える、ひと昔前にはなかった
インターネットならではの事件ですね。




武勇伝、犯罪自慢ねぇ・・・と、思うのだが、それについて述べるとまた話しが
脱線してしまいそうなので事件に戻るとする。

で、その日記を見ると・・・・こんな台詞が文中に出てくる。

  「一円でもお店に利益をもたらした時点で私たちはお客様です。」 

要は・・・「お客様は神様だろ?!」と言いたいのだろう。

いやいや・・・それ、違うだろ!!
「お客様は神様」というのはサービスを提供する店側の心構えであって、
客が上から目線で言うものじゃないだろ!!


と、私は思うのですが、皆様はどうお考えになるでしょうか?
是非、みなさんのご意見を拝聴したいと思いますが・・・・

日常を生活する上で、客の立場になるのは当たり前のハナシですが、
サービスを提供する側にも立ったことがありますので、両方の立場が
私にはよくわかります。
ですので、前述のような台詞なんてとてもとても・・・・

似たような例で・・ファミレス等サービスを受ける場所に行くと
途端にふんぞり返る人もよく見かけますが、それもイヤなものですよね。

え?私ですか?私は・・・・
コンビ二で釣り銭を受け取る時、客の立場であるにもかかわらず、
「ありがとう」と言ってしまうほどチキンな人間ですから><
何事にも常に感謝する気持ち、持ちたいものですね。

さて、午後もがんばりますか!!


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この記事へのコメント
「お客様は神様」
これは、お客をよい意味で勘違いさせるお店側の処世術のようなものだと思っています。
よい気分になってもらえればクレームも減るだろうし、気持ちよくお金を落としてくれる。リピートも期待できる。
全てお店に利益となって戻ってくる。

だけど、たまぁ~に悪い意味で勘違いする輩もいるんですね。

前者のよい意味での勘違いをしてもらうには、お客さんにある程度の、しかし当たり前の常識が備わっていることが大前提なのです。

こういう常識(社会性)が備わる、備わらないはやっぱり環境ですかね?
引き合いに出されたJOYの親御さん自身は出来上がった人間ですから、本当の更生は期待できないかもしれませんが、ほんのわずかでもまともな人間の心が残っているならば、反省しているジェスチャーぐらいは示せるはずです。
そうした態度を見せることで、子供さんをこの悪い環境から、負のループ(常識のない親族に囲まれて育ち、常識のない人間として成長し、常識のない子を産み育てる)から開放することができると思います。

炎上というある意味での「身の不運」も、普段の常識のないコミュニティーの中にいたのでは得る事のなかった貴重な「指摘・教訓」です。

これを糧に、せめて子供だけでも真っ当に育って欲しいなぁ、と僭越ながらキャラ弁を食べつつ駄文つらつら・・・


イレズミばっちりのお父ちゃんが、真面目そうな店員さんを身体的・精神的に苛めて商品をちょろまかし、それをヒーロー扱いする母親に育てられた子供は、何を思うのでしょうか?
Posted by こーゆーママってアリですか? at 2010年08月30日 13:13
「お客様は神様です」という言葉を一躍有名にしたのは往年の大歌手、三波春夫さんですが
この言葉の真意についてwikipediaから引用させていただきます。

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 三波自身は「お客様に自分が引き出され舞台に生かされる。お客様の力に自然に神の姿を見るのです。
お客様は神様のつもりでやらなければ芸ではない」という趣旨の発言をしている。
単なるリップサービスでも客に媚びている訳でもなく、客前で何かを披露するという芸の本質を語ったものであった。

永六輔が三波に真意を尋ねたところ
「自分はすべての人をお客様だと思っているわけではない。
ステージを見に足を運んでくださる人だけがお客様だと思っている。そうした方々は『絶対者』だろう。
ステージが〈天〉なら客席は〈地〉で、その天地の中にいる唯一の絶対者がお客様。そういう存在を〈神様〉というのだと自分は教わった」という説明を受けた。[2]。

三波ファンの作家森村誠一は『知るを楽しむ 私のこだわり人物伝』(NHK教育、2006年10月放送)の中で、
三波の天性の明るさに救われたと語り
「金銭的な報酬を与えてくれる観客を神様と持ち上げていると思われがちだが、三波自身は神の面前で歌を披露する存在」と解説している。
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(以上引用)

元々は芸を極めようとする者がその芸をささげる存在(観客)に対する心構えを語ったものだったのが
言葉だけがひとり歩きをしてしまい、ある種ゆがんだ形で一般化されてしまった。

以前某家電メーカーの修理センターで事務の仕事をしていたことがありますが、
「お客様は神様」理論で理不尽な要求をされる方が何人かいらっしゃいました。
(修理代を払いたくない。保証期限後の商品なのに、新しいものと取り替えろ等)
ただ、受ける側がいくら理不尽だと思ってもお客様である以上は無碍にすることも出来ず
結局相手側の言いなりになるしかない状況もいくつかありました。

ごく一部のそういったお虐様(誤字じゃありませんよw)にかかわると時間も労力もかかります。
下手したら別の普通のお客様へのサービスまでおろそかになってしまうかもしれない。
そのリスクを減らすために店舗やメーカーは「仕方なく」言いなりになっていることに気が付いて欲しいものですね。
Posted by ねこスキー at 2010年08月30日 14:36
こーゆーママってアリですか?さん
ねこスキーさん

 おふたかた共に貴重なお時間を割いてのコメント、
 ありがとうございます。

 この日記を書くにあたって、「みんな同意してくれるかなぁ」と
 いうのが心の隅にあったのですが、やっぱりサービスを受ける
 側がそう思ってはダメってことでご賛同頂けて嬉しいです。

 ねこスキーさんは大変な所にお勤めだったんですね><
 一度でも接客サービス業にあたったことがあるのでねこスキー
 さんがご苦労なさったの、少しはわかるつもりです。

  などと小一時間、キャラメルを食べながらつらつら・・・・・
Posted by 佐藤裕也佐藤裕也 at 2010年08月30日 14:55
はじめまして!この手の話はよく聞きますよね。
記事を読んで思わずコメントしてしまった次第です。

私も根も葉もないクレームをつけている人を見ると、ああこの人は勘違いしているのだろうなと考えてしまいます。
その度に、過去に放送されていたドラマ・王様のレストランのこの台詞を思い出します。
「私は先輩のギャルソンに、お客様は王様であると教えられました。しかし、先輩は言いました。王様の中には首を刎ねられた奴も大勢いると」
王様であろうと、その振る舞い次第では王様として見てもらえなくなるということですね。
ちょっと振り返ってみれば、自分がどういうことをしているのか理解できそうなものですけど
世の中にはそれができない人も多くいらっしゃるのが残念でなりませんね。。。
Posted by 花てまり at 2010年08月30日 15:05
はじめまして。

勘違いしている人、多いですよね。
うちに来る客にもそういう人います。
おまけに、これ見よがしに刺青ちらつかせるんですよ~!
そういう人はお客様じゃないですからw
店側に迷惑かけるような客は、もう出入り禁止にしてもいいと思うんです。
その場にいる他のお客様にも嫌な思いをさせて迷惑ですしね。

ところで、コンビニやスーパーでは私も「ありがとう」と言っています。
先日職場の後輩とコンビニに行ったとき、
いつものように「ありがとう」と言ったら、後輩が驚いていました。
「こっちは客なのに、お礼を言うなんて変じゃないですか?」って。
こういう人、増えているんでしょうかね…。
Posted by 初美 at 2010年08月30日 15:09
皆様のご意見拝見させて頂きました。
王様だから何をしても良いという誤ったお考えをお持ちの方はあっちこっちに沢山いらっしゃいますわね~。
自分が周りから見て「裸の王様」になっているのも気付かずに、勝手気ままに振舞う方はそれこそ奴隷にも劣ると思いますわ。
王様も相手に敬われてこその王様だということを忘れたくはないものですわね。
私の以前勤めていた消費者金融では、借りたお金も払わずに逆切れする方が多かったものですから、こんな状況は慣れっこですわ。
でも決して他人様から賞賛されるような行為ではないですわね。

県民ショーでもやってた大阪だけじゃなく関西圏では買い物でレジを済ませると殆どの人が「ありがとう!」と言いますわよ。それが当たり前だと思って育ってまいりましたわ。
Posted by ケロママ at 2010年08月30日 15:30
コンビニでバイトしてます(^.^)
「ありがとう」っていってもらえると、すごくうれしいですよ。
だから、あたしも、スーパー利用する時は「おねがいします」「ありがとうございます」って声かけます。
で。接客してて思うんですが「お客様は神様」ってことなんですけど、こういう考え方って団塊の世代のある層に根強くある意識かも?って思ってます。
全員じゃないんですが、どうしようもない不条理なことをいってくる方って
団塊の世代の方が多いんですよ~(もちろんいいお客さんもいますけどね)
逆に若いお客さんほど「ありがとう」って言葉を聞きます。
多分、条件反射的に「ありがとう」ってでてるんだと思う。
うちの店じゃ高校生以下なんて100%近くいわれますからね

一度接客の仕事をすると、接客業されてる方の大変さも分かるし
お互いやさしい気持ちになれますね。
Posted by コンビニバイト学生 at 2010年08月30日 16:46
「お客様は神様です」
これについては三波春夫氏の公式ホームページをご覧になるとよろしいのではないかな?

一部のモンスターのために三波春夫氏や関係スタッフがどれほど心を痛めているのかがよく分かりますよ。

http://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html
Posted by 昔はカメラ小僧だった at 2010年08月30日 18:38
花てまりさん
 はじめまして!
 ホント、なんでもかんでもクレームつける人っていますよね。
 例えば万引きして捕まったとしても、まだ「神様」気分で
 「お金さえ払えばいいんでしょ?!」等と逆ギレしだす始末。
 万引きした時点でもう「お客様」ではないのにね。
 なんと勘違いしている輩の多いことか・・・嘆かわしいですよね。

初美さん
 はじめまして!
 >これ見よがしに刺青ちらつかせるんです
 って、それ、完全に脅しじゃないですか!
 そういう時は勇気を持ってしかるべき所に相談したほうがいいですよ!!
 初美さんも「ありがとう」言う派ですか!
 仲間~~♪

ケロママさん
 も、仲間~~♪ですね!
 関西圏では至極当然なのですか?
 借りたお金を払わず、更に逆ギレ・・・最悪ですね・・・
 「相手に敬われてこその王様」みんながそのように思っていれば
 良い世の中になるんでしょうけど・・・・

コンビニバイト学生さん
 は、現場のかたのご意見ですね!ありがとうございます。
 お互いの「~~していただく」気持ちをよく理解していらっしゃる!
 コンビ二で先日に続いてまた、物騒な事件が発生したようで
 現場のかたはさぞ、悲しい思い辛い思いをなさっているのでしょうね。
 昼の時点で犯人の目星はあがっているとの情報がありましたが
 もう捕まったのでしょうか?平和を取り戻す為に一刻も早く解決して
 欲しいですよね・・・・
 バイトと勉強の両立、大変でしょうけど頑張ってくださいね。

昔はカメラ小僧だった さん
 見てきました!
 三波春夫氏のフレーズは有名ですよね。
 でも、そのフレーズを曲げて解釈している輩が多かったみたいで、
 それでも止むことなく言い続けた三波氏には本当に頭が下がりますね。
 参考サイトURLのご提示、ありがとうございました。

 
 
 
Posted by 佐藤裕也佐藤裕也 at 2010年08月30日 20:37
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