2010年08月29日

線路が・・・・

いつまでも自分の思い通り続くと思ったら大間違い。



もう一ヶ月経つのか・・・・早いなぁ。
　　あ、いや、「8月に入ってから一ヶ月経つ」というハナシですよ。



昨晩、ネットを徘徊していた。
北海道の中学生が公園の水道を破壊するところをさも得意気に動画におさめ、
YouTubeにＵＰしていたのが取り沙汰されて話題にのぼっていた。
某掲示板にその事件のスレッドが立つと、わずか2時間で個人が特定され、
更に学校のガラス破壊等の余罪も明らかになった。
その少年は野球ﾁｰﾑに所属していたのだが、お陰様で昨日予定していた大会
参加は取りやめ（不戦敗）、チームメイトにまで迷惑がかかってしまった。
少年は将来有望と評価されていたらしい。
エリート街道まっしぐらと本人は思っていただろう。
まっすぐにプロへのレールに乗っていればいいと思っていたかもしれない。
だが、今回の事件の発覚でそのレールはあっという間に錆付いてしまった。
秩序、モラルを守って生活していれば人生を棒に振る事も無かったに違いない。
一度ネットに広まってしまったら、もう取り返しが付かない。
苗字を変える為に両親が離婚して母方の姓を名乗ればいい？
でも、顔も全世界に公開されています。
いくらオトナになって顔つきが変わるとはいえ、面影は残るであろう。転校したと
しても、その噂は常に付いてまわると思われる。
最近はＳＮＳやらブログやらで犯罪自慢をしたりするイタい人間が多くなっている。
子供だけではなく、オトナも大勢見うけられる。
むしろ、子供がオトナの真似をしてる、教育する側の親が・・なっていないのではないかと。
中学の教師をしている私の友人もぼやいていた。最近のモンペは手に負えないと。
昔から年長者は「全く近頃の若いモンは」と言う。
言われていた「若いモン」もいずれ年を重ねる。果たして同じ言葉を発するようになる。
そしてまた・・・・要は延々、歴史は繰り返し、悪循環の下り坂を転がっていると。
それってどこかで取り返せるの？
それは各人が自分でモラルや常識という根本的な所に気付き、見直さないと無理だろう。
「何を偉そうに」と思ったあなた。が、まず襟を正すべきである。
話しが当初から逸れてしまったが、前述の少年に対する、いわゆる「祭り」で掲示板に
集まった人間は、全てが全て、少年叩きや野次馬であったわけではない。
例えば先月、某家電量販店絡みである主婦のブログが某掲示板にて炎上した。
結果、主婦はブログを閉鎖したわけであるが、本人であるとされる人物がその掲示板に
現れた。
その掲示板は匿名掲示板であるから本人であるかの確証はないが、登場時、「なんだ、
大したことないじゃん」よろしく挑発を始め、その中で掲示板住人との掛けあいが始まった。
その掛け合いの中にあっても彼女に「旦那のＤＶとか、大丈夫なのか？」等、気遣って
何度も何度も本当に心配して声を掛けている人間も見受けられた。
だが、彼女は全くもってそれを無視、聞く耳をもたなかった。
激しい罵倒、煽り合戦の中にあるのならそれもやむなしであろうが、決してそのような
状況ではなく、その掲示板にしては珍しく、比較的穏やかに話しが進んでいた最中にである。
また、激しく炎上の中にあってもいわゆる「お節介な大人の手紙」を書いた人間もいると思う。
実は私も、主婦宛てではなかったが、その関係者に向けて手紙を書いた一人である。
だが、宛てた人間には読んですら貰えなかったらしく、「お節介」を無視された事となった。
その無視は今現在に於いても未だに続いている。

あまりにも長くなってしまったのでこのエントリーではこの辺で終わる事にする。
最後に付け加えるならば・・・その主婦にもその主婦の考えがあるのだろう。
それを彼女の「正論」とするのであれば・・・・
その主婦の思うところの「正論」をじっくり聞いてみたいものである。






Posted by 佐藤裕也 at 14:33│Comments(3)│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
この線路の作品ですが、
途切れ朽ち果て錆付いた様子が、諸行無常の侘しさを物語っていますね。
また、長文のエッセイも惹き込まれるように読ませて頂きました。

難しいいですよね・・・、
何が難しいかと言うと他人や他の家庭の教育やモラルに、
地域どころか、今は学校すら口出し出来なくなってきている・・。
私が子供の頃は、悪さや舐めた態度を取ると先生や地域のオッサン達に容赦なく殴られたものです。
そうやって善悪が身に染みていったものです。
今やどうでしょう・・
今後どうなるのでしょう・・
憂うばかりでは良くはなりませんね。
今できる事、すぐに出来る事といえば
やはり有名なNYの割れ窓理論のように、
一人ひとりが小さな故意や犯罪の芽、小さなモラル・ルール破りを見逃さないというのが確かに大事ではないでしょうか。
そうするために私自身が襟を正す必要があるのだと感じます。
Posted by 兵C蟹 at 2010年08月29日 19:27
公園のようなみんなで使うものを破壊したり、盗んだりすることは治安の悪い国でよくあることらしいですね。
ある意味その地域の住人のモラルを端的に示しているのかもしれません。
公共物ではありませんが、自販機がそこらじゅうにあるのは日本ぐらなものだそうです。
ましてや自分のやっていることを悪いことだと認識せずに、ネットで自慢するような子供にならないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか？

「子は親の背中を見て育つ」といいます。
親や周りの大人たちは、まずは、最低限、自分自身がこういった行動や言動を知らず知らずのうちに取っていないかどうか、生活の中で注意深く見直したいものです。
子が親になり、またその子へと、世代間の負の連鎖を断ち切っていきたいものですね。
Posted by 公園の水飲み場を破壊、動画をYouTubeにアップ at 2010年08月29日 21:31
兵C蟹さん
　全くおっしゃるとおりです！
　私も子供の頃はよく殴られたものです。
　体罰という問題もありますが、それはひとまずおいておき、
　周囲に注意する大人がいてくれる。
　そうやって善悪が身に付いていくのだと、私も同様に考えます。
　スーパーに行けば購入に関係ない売り場で横に広がって
　周囲を全く気にせずに世間話をする大人、走りまわっている
　子供を全く注意しない大人。ファミレス等でもよく見かけます。
　最近はモラル低下を改善すべく動いている自治体や団体等も
　よく耳にしますが、まずは自分の意識の改革が大切ですよね。
　一人一人が襟を正すことによってまわり全てが良くなって
　それがやがて町に広まっていい町になる。
　福井もそうやって今より更にいい町に・・・皆でしたいものですね。


公園の水飲み場を破壊、動画をYouTubeにアップ さん
　私は海外に行ったことがないので詳しくはわかりませんが
　治安の良い先進国というのは得てして公共物の管理がしっかり
　なされているとはよく目や耳にします。
　モラルが欠如されている方には「公共物」の意味をよく理解して
　いただきたいものですね。
＞親や周りの大人たちは、まずは、最低限、自分自身がこういった行動や
＞言動を知らず知らずのうちに取っていないかどうか、生活の中で注意深く
＞見直したいものです。
　全く同感です。
　まずは鏡をよく見て、自分の姿勢を正すことから・・・・・
　普段からそれは心がけてはいるのですが、もう一度
　再確認してみようと思います。

　
Posted by 佐藤裕也佐藤裕也 at 2010年08月29日 23:06
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