ただのメモでは勿体ない!Evernoteに人生を記憶しよう
第6回 Evernoteと外部サービスを連携させよう!
前回は,Evernoteで情報を整理するための仕組みを紹介しました。今回は,Evernoteへ情報を集約させるために,様々な外部サービスと連携する仕組みを構築してみましょう。
情報の種類によってその仕組みが異なるため,2回に分けて説明していきます。今回は,インプット情報とアウトプット情報の集約について紹介していきます(次回は,ライフログ情報の集約について紹介します)。
Evernoteと連携するサービス/アプリ/機器のカタログ「Trunk」
Evernote日本語版がリリースされて以降,様々なWebサービスやアプリケーションにEvernoteとの連携機能が搭載されつつある状況です。先日リリースされた「Trunk」という機能では,こういったEvernoteと連携可能なサービス/アプリ/機器について様々な情報を得ることができます。
Trunkに掲載されているサービス/アプリ/機器は,EvernoteのAPIやBridgeインターフェースを利用した「Evernote対応」を謳っているプロダクトがほとんどです。
しかし,ここに掲載されていないサービスであっても,メール投稿のインターフェースを経由してEvernoteと連携することができます。今回紹介するインプット情報とアウトプット情報をEvernoteに集約させる仕組みについても,このメール投稿のインターフェースを活用します。
インプット情報とアウトプット情報をEvernoteに取り込む
現在,多くの人が日常的にインターネットを用いた情報収集を行っています。また,それらの情報に対してコメントを付けたり,そこから着想を得てブログを書いたりと,インプット情報にあわせて何らかのアウトプットを行っている人も少くなくありません。
これら「お気に入りのインプット情報」や「自分が発信したアウトプット情報」は利用する可能性が高い情報となりますので,Evernoteに取り込んでいつでも利用できるようにしておくメリットは非常に高いと言えるでしょう。
以後,Evernoteにこれらの情報を取り込む方法を,大きく以下の2つに分けて説明します。
- 手動で直接Evernoteに取り込む方法
- 全自動でEvernoteに転送する方法
手動で直接Evernoteに送る
例えば,ブラウザでニュースやブログを見ている場合はWebクリッパーを用いれば簡単に情報を取り込むことができます。しかし,GoogleリーダーやTwitterなどのサービスには,Webクリッパーを用いなくとも情報をEvernoteに送信する仕組みが用意されています。ここでは,その連携機能とその設定方法を説明します。
Googleリーダー
PCのブラウザ画面からアクセスするGoogleリーダーであれば「Send to機能」を用いることで記事を簡単にEvernoteに送信することができます。
設定は[設定]→[送信先]→[カスタムリンク作成]から行います。
以下の情報を入力してカスタムリンクを作成してください。
名前 | Evernote(任意でOK) |
---|---|
URL | http://s.evernote.com/grclip?url=${url}&title=${title} |
アイコンのURL | http://www.evernote.com/favicon.ico |
RSS Flash g(iPhoneアプリ)
RSS Flash gというアプリでは,Evernoteのメールインターフェースに最適化された記事の送信機能が搭載されています。図5の通り,設定画面でメール投稿用のメールアドレスやノート,タグなどを設定しておくことで,記事を読んでいるときにボタン一つでEvernoteに送信できるようになります。
Twitter上で@myenに対してReplyもしくはDMを送るだけで,簡単にノートを作成することができる便利な機能が用意されています。
それでは早速この機能が使えるよう設定を行いましょう。まずは@myenをフォローしましょう。
EvernoteからDMが届くので,そこに記載されているURLをクリックします。
リンク先の画面で「アカウントをリンクする」を選択すると設定完了です。
Twitterで気になるつぶやきがあれば,@myenにReplyもしくはDMで転送しましょう。
@myenに対して送ったメッセージがそのEvernoteに取り込まれます。