「昔ばなし」のアニメ会社破産 少子化で需要低迷「まんが日本昔ばなし」などを手がけたアニメ制作会社「グループ・タック」(東京)が東京地裁から破産手続き開始の決定を受けたことが3日、明らかになった。少子化によるテレビアニメの需要低迷などが影響し、スポンサーの撤退が相次ぎ、業績が悪化していた。負債総額は約6億円とみられる。 同社は1968年設立で、人気青春アニメ「タッチ」など有名作品の制作にかかわった。最近では2005年に公開された劇場用長編アニメ「あらしのよるに」が日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞するなど高い評価を受けていた。 しかし、経営トップが今年7月に死去したことで社内態勢も混乱。自主再建を断念し、8月31日に東京地裁に準自己破産を申請していた。 【共同通信】
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