10年の時効直前に2人逮捕 兵庫のスーパーで強盗致傷容疑兵庫県西宮市のスーパーで2000年10月、衣類を万引し、警備員2人にけがを負わせたとして、兵庫県警甲子園署は3日までに、強盗致傷の疑いで、同県明石市松が丘北町、会社員村上幸一容疑者(33)と名古屋市港区の当時16歳の女(26)をそれぞれ逮捕した。 強盗致傷の公訴時効(10年)まで約1カ月。甲子園署によると、現場に残っていた衣類の値札の掌紋が今年3月、村上容疑者と一致、逮捕につながった。甲子園署によると、2人は容疑を認め、村上容疑者は「10年たってまさか捕まるとは思わなかった」と供述している。 2人の逮捕容疑は共謀して00年10月12日、西宮市甲子園高潮町のスーパーマーケットで、トレーナーなど9点(1万5350円)を万引、出口で声を掛けてきた76歳と34歳の男性警備員の顔面を殴り、それぞれ1カ月と2週間のけがを負わせた疑い。 村上容疑者は当時、名古屋市に住んでおり、2人は家出中だった。 【共同通信】
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