「大相撲秋場所」(12日初日、両国国技館)
2月の理事選で貴乃花親方を支持した貴乃花グループが2日、2度目の合同げいこを東京・墨田区内の間垣部屋で行った。貴乃花、間垣、大嶽、阿武松の4部屋に加え、錣山親方(元関脇寺尾)率いる錣山部屋も5月に行われた前回に続き参加。幕内豊真将ら力士約40人が早朝から約4時間半にわたり汗を流した。
親方衆の中で気を吐いていたのが阿武松親方(元関脇益荒雄)だった。野球賭博問題で名古屋場所を謹慎休場した弟子の十両若荒雄の調子が上がらないとみると、「自分のすべてを出し切れ!!お前は本場所に出るな!!もう1場所休め!!」と激しい“言葉責め”。
その後も気の抜けたけいこをする力士を見ると「もう一丁があると思うな!!」「けいこ場から出ていけ!!」などと熱血指導を繰り返した。けいこ後、阿武松親方は「もっと一生懸命に相撲を取らないと駄目。それだけ迷惑をかけたということです」と恐縮していた。
貴乃花親方は「みんないい顔をしていたので、維持していきたい」と総括。猛げいこの継続を誓った。
(2010年9月2日)