「人に良くしてあげたことは、それが直接自分には還って来なくても、その愛は独り歩きをして、人から人へと伝わり、世界を循環するんだ」


そのようにして、「愛」は仕事をしていくんだと思います。


だから、人に与えた愛は、決して無駄にはならないんだと私は信じています。


このことを私に教えてくれたのは、私が小さい頃から良くしてもらっていた、コウイチロウさんという方なんですが、

彼が、メキシコに留学していた時、ある大変な出来事に合い、その時に親身になって助けてくれたメキシコ人がいたそうです。
そして、その人に、助けてもらったことをとても感謝していて、どうにかして、何か自分にできるお返しを是非させてもらいたいけど、何かできないか?と聞いたそうです。

しかし、その人は、

「いや、そんなことをしてもらいたいとは自分は全然思ってない。」

「自分には何も必要ないが、あなたが本当に感謝していて、そのお返しをしたいと思っているならば、それを誰か他の人にしてあげて欲しい。それが自分があなたにして欲しいことだ。」

そう言われて、コウイチロウさんは、とても感動したそうです。

そのようにして「愛」や「善意」というものは、人からまた別の人へと伝わり、世界に循環していくものなんだ、そのようにして世界が良くなっていくんだと思う。

そう私に語ってくれました。


それから、その言葉はずっと私の中に大切な言葉として残っています。


コウイチロウさんに感謝してます!



そして、私は、「愛」というものは、それを受け取った人は、(お願いされなくても)必ずまた他の人に与えたくなるものだと思います。
そういう力があるんだと思います。


「縁起の理法」的に言うと、与えた愛は、それは自分の気付かないところでかもしれないけど、100%実るんですね。

99%でもなく99.9%でもなく、必ず100%実るんです。そう私は信じています。

そして、それは自分自身の人生に必ず還って来るんです。


もしかしたら、生きている間には実らないこともあるかもしれないけど、私たちは永遠の転生輪廻を繰り返していて、そういった、この世、あの世、過去世、来世という大きなスパンで見ると、100%完結しているんですね。
(ちょっと、難しい話になってきそうなので、この辺で止めておきます!)


「与えた愛」は独り歩きする。


素晴らしいですね!

anton3

ありがとうございました!

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