暴力団排除宣言　警察庁長官が評価

　警察庁の安藤隆春長官は２日、国家公安委員会終了後の会見で日本相撲協会が「暴力団等排除宣言」を承認し、協会内に対策委員会を設けたことに関し言及。

　「大相撲のあらゆる局面で暴力団との関係遮断がなされるなど、根本的な暴力団排除対策が講じられることを期待したい」と評価した。また警察として、文部科学省と連携し支援する考えを強調した。

　≪独立委が朝稽古視察≫日本相撲協会の改革案をまとめる「ガバナンス（統治）の整備に関する独立委員会」（座長＝奥島孝康日本高野連会長）の５人の委員と吉野準監事（元警視総監）は２日、東京都墨田区の春日野部屋を訪れ、約２時間、朝稽古を視察した。中島隆信副座長（慶大教授）は「内容ある稽古でいい経験になった。相撲部屋という財産をどう残すのか、しっかりとした仕組みを考えていきたい」と話した。師匠の春日野親方（元関脇・栃乃和歌）とも意見交換。春日野親方は「本当のところを見てもらえて、先生方のことも分かった」と話していた。３日は別の委員らが同部屋を訪れる予定だ。

[ 2010年09月03日 ]