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NHK大相撲中継を再開も問題起きれば中止あり

 NHKの福地茂雄会長(76)は2日、大相撲の生中継を12日に初日を迎える秋場所(両国国技館)から再開すると発表した。野球賭博問題などを理由に7月の名古屋場所は中止したが、日本相撲協会の具体的な改革の道筋がついたと判断。ただ、「新たな問題が発生した場合は、中継中止を含めて対処する」とクギを刺した。

 福地会長は定例会見前に急きょ開いた会見で、中継再開の理由を「反社会的勢力との関係を断ち切ろうという決意を相撲協会が示した。中継を楽しみにしている視聴者もいることなどを考慮し、総合的に判断した」と語った。

 評価したのは、日本相撲協会が8月30日に発表した「暴力団等排除宣言」。暴力団との関係根絶への決意を表明したもので、放駒理事長(元大関・魁傑)がNHKを訪れ、宣言について説明していた。

 この日の決定は会見10分前の午後2時50分に放駒理事長に電話で伝えた。「不祥事撲滅にまい進します」とする理事長に、福地会長は「期待しています」と話した。

 会見では「相撲は日本人に愛されている。NHKは公共放送なので中継するのが本質」との見解を表明。相撲協会に向け「放駒理事長を先頭に、視聴者や相撲ファンの信頼回復に全力を挙げてもらいたい」との注文も付け加えた。

 名古屋場所前は、視聴者の角界への不信感が高まり、NHKに寄せられた声の約7割は「中継すべきでない」だった。大相撲中継はラジオが1928年(昭3)、テレビは53年に開始。中継中止はラジオは戦中、戦後の混乱期を経て再開した45年11月以来で、テレビは初めてとなり午後6時台にダイジェストを放送した。福地会長はその名古屋場所について「情では決めないが、白鵬に横綱としての責任感、情熱が感じられて“報いてあげたい”という気持ちにならなかったらウソになる」と語った。

 今後新たな不祥事が起きれば「相撲協会の対応を見ながら、たとえ2日目、5日目…など、場所の途中でも中継中止を含めて毅然(きぜん)とした態度で臨む」と語った。また、横綱審議委員会を8月に多忙を理由に辞めたが、「来秋までに作る経営計画の討議を重ねている。忙しい」とした。

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