春日野部屋で２日間　独立委のけいこ視察が終了

　日本相撲協会の全般的な改革を目指す第三者機関「ガバナンス（統治）の整備に関する独立委員会」のメンバーらは３日、東京都墨田区の春日野部屋の朝げいこを前日に続いて視察し、２日間の部屋訪問を終了した。

　力士のけいこを初めて見たという深沢直之委員（元日弁連民事介入暴力対策委員長）は「様式美にあふれており、日本人の根幹部分を思わせた。こういう世界は絶対に残さないといけないし、もっと（けいこ場を）公開すればいい」と感心した様子。岡本浩一委員（東洋英和女学院大教授）は「すがすがしい思いがした。初めてだが、見に来て良かった」と話した。

　独立委員会のメンバー数人は、４日に東京・両国国技館で一般公開される横綱審議委員会によるけいこ総見も見学する。

[ 2010年09月03日 20:10 ]