現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事

今年の猛暑、「30年に一度の異常気象」 気象庁が見解

2010年9月3日20時11分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 この夏の記録的な猛暑について、気象庁の異常気象分析検討会は3日、「30年に一度の異常気象」との見解を発表した。日本付近を流れる偏西風の蛇行や今春まで続いたエルニーニョ現象が主な原因という。今後も9月末まで平年より気温が高い状態が続く可能性があるとの見通しを示した。

 検討会によると、この夏は梅雨明け後に日本付近の上空を流れる偏西風が北側に大きく蛇行し、太平洋高気圧と大陸からのチベット高気圧の勢力が強まった。さらに、南米ペルー沖で春まで続いたエルニーニョ現象と今夏に新たに起きたラニーニャ現象の影響が重なって、北半球の中緯度地域の空気が暖められたことが記録的な気温の上昇をもたらしたという。

 検討会会長の木本昌秀・東京大学大気海洋研究所教授は記者会見で「地球温暖化の影響を考えると、近いうちに同じような猛暑を経験することもあり得る」と話した。

関連トピックス

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

民主党代表選は怨念むき出しのぶつかり合いに。その本質とは、そしてその影にちらつく…。

服に小物、メークまで、朝日新聞のファッション担当編集委員が「次に来るモノ」をいち早く解説します。

「10%を参考」と税率に踏み込んだ菅首相。方針は示したが、詰めるべき課題は多い。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介